【放置プレイ・パワハラ】仕事を教えてもらえない理由と対処法

Check!!
- 仕事を教えてもらえない様々なパターンを知ろう
- 仕事を教えてもらえない時の対処法を知ろう
- どうしようもない時はどうする?
一時的なものであればまだしも、それが長期間続くようであれば大いに問題があります。
ただ、それは少し行動すれば解決するものから、かなり根の深い理由のあるものまで。
一口に「仕事を教えてもらえない」といっても、そこには様々なパターンがあります。
今回は、そんな仕事を教えてもらえない理由と対処法について考察していきます。
(※目次の項目をクリックすると、その箇所をすぐに読めます)
目次
あなたが仕事を教えてもらえない“放置プレイ”状態になってしまう理由
ここでは代表的な4つのパターンを紹介していきますが、その前に大前提のお話から。
それは
「仕事を教えてもらえない」のは当たり前ではない!!
ということです。
古い職人気質の職場であれば「仕事のやり方は見て盗め」というセリフがまだ聞こえるかもしれません。
ただ、かつては人が余っていた時代。
多くの人が脱落しても、それこそ「お前の代わりはいくらでもいる」ような状態だから成り立っていたのです。
しかし、そんな時代はもう終わり、ほとんどの業界で人手不足が問題になっています。
貴重な戦力となる人に仕事を教えず放ったらかしにしていることは、人の定着ひいては会社の存続にまで影響があることを知っておいてください。
「会社の存続なんておおげさな」と思われるかもしれませんが、「人手不足倒産」は現実として発生している事実です。
それを念頭に以下の内容を見ていくと、より問題点が浮き彫りになりやすくなるでしょう。
教える立場の人がそもそも忙しいので、あなたに教える時間がない
慣れた仕事であったとしても、人にそれを教えるというのは大変なものです。
自分でやるのと比べ、多くの時間と労力を必要とします。
そんな時教える側の人が常に忙しい状態になっていると
- 今回は自分でやった方が早い
- 自分の仕事を回すだけで手一杯
といったことが起こります。
そうなれば、当然あなたに対しては“放置プレイ”になってしまうわけです。
前提としてこのくらいできて当然と思っている(ので教える必要もない)
これは特に中途入社の社員に対して起こり得ることになります。
ある程度の社会人経験がある人は暗黙に「このくらいできて当然」と思っている仕事のレベルがあります。
ですから
「できて当然だから」わざわざ教えない
こともありますし、あるいは
こんな初歩的なことから教えたらかえって失礼
と思っていることすらあります。
しかし、その「当たり前」のレベルは業種や職種によって様々ですし、全員が共有できるものではありません。
要するに、教える側の思い込みなのが実情です。
どうしていいのか分からない・OJTが機能していない・指導するのが怖い
研修制度やマニュアルが整っていない会社では、とりあえず現場に放り込んでOJT(オンザジョブトレーニング)とは名ばかりの教育が行われることがあります。
そこではとりあえずの教育係として役割が与えられるわけですから、どうしていいのか分からないこともあるでしょう。
極端な場合、以下のような理由で役割を投げてしまうことすらあります。
- 年齢が離れすぎてどうコミュニケーションを取ればいいか分からない
- 男性もしくは女性に対して指導するのが怖い
たまたま教育担当になった人の能力に大きく左右されてしまう点で、良い状態ではありませんね。
年代・男女・経歴等気に入らない部分・苦手な部分がある(パワハラの可能性も? )
期待されて入社した人に対し、嫉妬心や苦手意識を持っているのがこのケース。
特に「若さに対する嫉妬」や「経歴について劣等感がある」、あるいは単に「(男性もしくは女性が)苦手」などです。
あなたが悪いのではないのですがどうしてもあなたについて“しゃくに触る”と感じてしまう人も世の中にはいます。
とはいえ、それを理由に仕事を教えないのは許されることではありません。
この理由については単なる“放置プレイ”ではないパワハラ(パワーハラスメント)となる悪質なケースもあり得ます。
仕事を教えてもらえない時の対処法〜“放置プレイ”からの解放〜
ここまでは、仕事を教えてもらえない理由を見てきました。では、このような状態にはどのように対処していけば良いのでしょうか?
仕事を教えてもらえない原因を把握する
ここまで説明してきた仕事を教えてもらえない主な原因について、あなたの周りを観察してどの理由に該当するかを把握しましょう。
その上で、様子を見るべきか行動するべきを検討する必要があります。
少なくとも
- 一時的なもの
- 長く続きそうなもの
のどちらなのかを見極めるのが重要です。
明らかに一時的なもので、しばらくは適当に過ごしているよう言われているようであれば暇つぶしをしながら待ちましょう。
早めにできないことを開示してしまうことで「教えやすい人」になる
あなたの経歴から周りが遠慮しているようなら、「AはできるけどBはできない」と開示してしまうのも手です。
経歴はあくまでも過去のもの。
活かせる部分はあっても、基本的には一から学ぶ姿勢を見せることで、周りの人もあなたに心を開いてくれます。
教えるのが好きな人とつながる
世の中には、教えるのが好きな人とそうではない人がいます。
どうしても特定の人から教わらないといけない仕事は別として、それ以外のことは笑顔で教えてくれる人を探しましょう。
その際は、ぜひ感謝の気持ちを伝えるのを忘れずに。
教えてもらえないことをしかるべき人に伝える
“放置プレイ”が長く続いてしまうようであれば、上司や人事に伝えるなどの対応を進めましょう。
わざわざ大ごとにする必要はありませんが、仕事を教えてくれない人に対し過度な遠慮があるとあなたの仕事に悪影響が出てしまいます。
会社としても、あなたが仕事を教わることで戦力化することを望んでいるはずです。
タイミングをみて質問をはっきりさせて臨む
一見「仕事を教えてくれない人」でも、単に仕事に対するスタンスの違いだけの場合があります。
すなわち、「最低限のことは教えるから、後は分からない部分を質問してね」というスタンスです。
特に「仕事は見て覚える」という価値観を持ったご年配の方に多いでしょう。
もしくは、本人は意図しなくても質問しづらい雰囲気を出している人もいます。
そのような場合、席を外していて戻ってきた時など、タイミングをみて質問をしましょう。
その際は、ある程度聞きたい内容をまとめておけばスムーズに話が進みます。
「仕事を教えてもらえない」のは当たり前ではない!! どうしてもダメなら転職も視野に入れよう
まとめ
仕事を教えてもらえない理由
- 教える立場の人がそもそも忙しいので、あなたに教える時間がない
- 前提としてこのくらいできて当然と思っている(ので教える必要もない)
- どうしていいのか分からない・OJTが機能していない・指導するのが怖い
- 年代・男女・経歴等気に入らない部分・苦手な部分がある(パワハラの可能性も? )
仕事を教えてもらえない時の対処法
- 仕事を教えてもらえない原因を把握する
- 早めにできないことを開示してしまうことで「教えやすい人」になる
- 教えるのが好きな人とつながる
- 教えてもらえないことをしかるべき人に伝える
- タイミングをみて質問をはっきりさせて臨む
最初にお伝えしたように「仕事を教えてもらえない」のは当たり前ではありません。
そうであるなら、「仕事を教えてもらえない」のにもそれなりの理由があります。
ですから、多くの場合はこれまでに紹介してきた対処法によって解決に向かうわけですね。
だからこそ「仕事を教えてもらえない」が長期間続く、あるいは嫌がらせのようになっている場合は会社として末期症状と言えるわけです。
あなたにとってもプラスにはならないでしょうから、今後のことを考える必要あるでしょう。
この手の会社には様々な不快な状況があると考えられますから、そのつど対応するのが必須です。
あるいは、「今すぐ会社を辞めたい」ほどではなくても様子見がてら行動してみるのも“アリ”。
具体的には、私の体験談も交えて転職サイトを利用して転職するための方法を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
(※↓記事が「役に立った」「使えそう」と思っていただけたら、各種SNSでシェアをぜひ! 運営者の励みになります)