恩着せがましい人のターゲットになってしまった! そんな時にできること
人のために何かをする行為は美しいものですが、度が過ぎたりそれが裏のあるものであると話が変わってきます。
代表的なものに、「恩着せがましい人による行為」が挙げられます。
そんな人が身近にいる時、どのように対処すればいいか、考えていきましょう。
(※目次の項目をクリックすると、その箇所をすぐに読めます)
目次
恩着せがましい人のターゲット? 悲しい大前提
恩着せがましい人のターゲット? と題して、まずは悲しい大前提についてお話を進めていきます。
恩着せがましい人はターゲットを「選んでいる」
残念なことに、恩着せがましい人は誰にでもそうしているのではなく、ターゲットを選んでいることが多いです。
すなわち、あなたが恩着せがましい人に困っているのであれば、それはターゲットにしやすいと思われてしまったということです。
強力な「返報性の原理(法則)」
スーパーやデパートの試食コーナーで、「せったくもらったし、一つ買っていくか」と思った経験はありますか?
これは「返報性の原理(法則)」と呼ばれ、何かをしてもらった時、その行為に対してお返しをしなくては、と無意識に感じる原理です。
マーケティングや人間関係の分野において、これを活用、あるいは時に悪用する組織や人は多く存在するわけです。
恩着せがましい人がターゲットにする人
すなわち、恩着せがましい人がターゲットにするのは、この返報性の原理に沿って、強くその感情が生じるであろうと思われた人になります。
逆に、返報性の原理などおかまいなく、何かをされてもそれが当たり前に思っているような人は、恩着せがましい人のターゲットにはなりにくいといえるでしょう。
恩着せがましい人の特徴
恩着せがましい人の特徴を紹介します。
「やってあげた」アピール
恩着せがましい人は、何かと「やってあげた」アピールが多く、行為が本当に相手のためになっているのかは二の次です。
何らかの見返りを求めてくる
それに伴い、何らかの見返りを明示的にあるいは暗に求めてくることもあります。
感謝することを求めるくらいならマシですが、プラスして他のことも求めてくることもあるので注意が必要です。
立場によるマウンティング
やってあげる側・やってもらう側を明らかにしてマウンティングしてくることもあります。
単に会社における役割であったり、むしろこちら側は迷惑に感じていたとしても、おかまいなしです。
恩着せがましい人のターゲットになってしまったら(対処法)
恩着せがましい人のターゲットになってしまった時の対処法を紹介します。
軽いものから順に、それでもダメなら次へ、のイメージで読み進めてください。
お礼を伝える・その上で距離を保つ
まずはお礼を伝え、その上で距離を保ちましょう。
いやいや感を出してしまうとさすがにマズいですが、特に気持ちを込めて伝える必要はありません。
もし、感謝されたいだけの人であれば、充分に満足してもらえます。
何も返せない・申し訳ないと伝える
それでも恩着せがましい言動が続くようであれば、「これだけやってもらっているのに、こちらからは何も返せないし、申し訳なく思っている」旨を伝えます。
その際、本当に申し訳ないと罪悪感を抱くようなことはしないでください。
“嘘も方便”とは、このようなシチュエーションでこそ当てはまる言葉です。
気持ちが重い旨を伝える・突っぱねる
それでも状況が好転しない時は、さらに次の段階もあります。
優しいあなたにとっては難しいかもしれません。
邪険にしずらいのも分かります。
それでも、「何も返せない」ことや「申し訳ない」旨を伝えても改善がなければ自分自身を守ることも視野に入れてください。
すなわち、以下のようなことが挙げられます。
- 気持ちが重い旨を伝える
- 突っぱねる
恩着せがましい人の関連論点
「お前のためを思って」
恩着せがましい人の行為に付随した必殺のフレーズが「お前のためを思って」です。
このフレーズに関する不快感の正体と対処法を紹介します。
恩着せがましい人のターゲットになってしまった! そんな時にできること・まとめ
まとめ
●恩着せがましい人のターゲット? 悲しい大前提
- 恩着せがましい人はターゲットを「選んでいる」
- 強力な「返報性の原理(法則)」の存在
- 恩着せがましい人がターゲットにする人はそれを感じてしまう人
●恩着せがましい人の特徴
- 「やってあげた」アピール
- 何らかの見返りを求めてくる
- 立場によるマウンティング
●恩着せがましい人のターゲットになってしまったら(対処法)
- お礼を伝える・その上で距離を保つ
- 何も返せない・申し訳ないと伝える
- 気持ちが重い旨を伝える・突っぱねる
恩着せがましい人にまつわる内容をお伝えしました。
ある程度距離をとりつつ、逆に相手を“利用する”くらいのしたたかさで付き合っていきたいものです。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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