仕事に“やりがい”がない時、気持ちにどう折り合いをつけるべきか
私たちが仕事をする理由は人それぞれですが、「やりがい」があるからと答える人も多いでしょう。
しかし、「やりがい」を感じられないとき、どう気持ちと折り合いをつけたら良いのでしょうか。
この記事では、「仕事にやりがいがない」と感じたときの折り合いのつけ方を探っていきます。
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目次
仕事に“やりがい”がない時の、折り合いをつけ方
仕事に対する「やりがい」は、時に我々を励まし、時には重荷となります。
だからこそ、「やりがい」が見つからない時、折り合いをつけることが必要になります。
そもそも仕事に期待しすぎ
まず、そもそも仕事に期待しすぎなのではないか、自問自答してみましょう。
多くの人が、仕事に完全な満足感や達成感を求めています。
しかし、それは現実的ではないかもしれません。
さらに、現代社会においては、人が活躍している様子をSNSで目にしてしまうこともあります。
それがたとえその人にとって数年に一回の晴れ舞台であっても、それが日常に見えてしまいがち。
そうなると、自分と比べて落ち込んでしまうなど、不必要にダメージを受けてしまうのです。
仕事に100%のやりがいを求めるのではなく、60-70%でも十分だと考えることが大切です。
仕事は本来生活費を稼ぐ手段でしかない
仕事に期待しすぎとも関連して、仕事は本来生活費を稼ぐ手段でしかない、という視点を忘れてはいけません。
仕事は私たちの生活を支えるためのものです。
それが「やりがい」をもたらす場合もあれば、そうでない場合もあります。
やりがいがないと感じたときでも、それは仕事が私たちの生活を支えるという基本的な役割を果たしている認識はしておいてもよいでしょう。
「好きを仕事にする」ことに夢を見すぎない
また、「好きを仕事にする」という夢を持つことは素晴らしいですが、好きなことが仕事になったとき、必ずしもやりがいを感じるわけではありません。
好きなことが仕事になると、その好きなことが責任やプレッシャーに変わることもあります。
好きなことを楽しむことができる要因として「それが仕事とまったく関係ないからこそ」の場合もあることを念頭に入れておいてください。
仕事に“やりがい”がない時の対処法
仕事にやりがいを感じられない時、気持ちを整理するためのいくつかの方法があります。
人と話をし、グチを聞いてもらう
まずは、誰かと話し、グチを聞いてもらうことです。
この方法は、あなたの感じているストレスや不安を他の人と共有することで、気持ちを楽にすることができます。
相手が同じような経験をしている場合、共感してもらえる可能性もあります。
SNSを制限し「人がキラキラした様子」を見ない
次に、SNSを制限し「人がキラキラした様子」を見ないことも一つの手段です。
SNSは人々が自分の良い面をアピールする場所であり、常に他人の成功を目の当たりにすることはストレスを感じる原因になります。
そのため、SNSの使用時間を制限することで他人と自分を比較する機会を減らし、自分自身の満足度を向上させることができます。
帰宅ラッシュを観察し「普通の人」ばかりと理解する
最後に、帰宅ラッシュを観察し、「普通の人」ばかりであることを理解することです。
多くの人々が同じように仕事から帰宅している様子を観察することで、自分だけが特別に悩んでいるわけではないことを理解することができます。
私たちはみんな、何かしらの悩みや問題を抱えながら生活しているのです。
仕事に“やりがい”を感じるための考え方
とはいえ、仕事に「やりがい」を感じるに越したことはないのも分かります。
期待はしすぎないまでも、ささやかにこれを感じる考え方を紹介します。
仕事に対して充足感を覚える瞬間を把握する
まず、仕事に対して充足感を覚える瞬間は何でしょうか?
それは、達成感や成功体験から生まれることが多いです。
一つのプロジェクトが完了した時、あるいは困難な課題を解決した時など、自分自身の努力が形になった時に「やりがい」を感じやすいです。
仕事で成長を実感する
次に、仕事で成長を実感することも重要です。
新しいスキルを習得したり、過去の失敗から学んだりすることで、自己成長を感じることができます。
これも「やりがい」に繋がります。
新しい仕事・難しい仕事へのチャレンジ
また、新しい仕事や難しい仕事へのチャレンジも、「やりがい」を感じるためのキーとなります。
初めての経験や困難な状況に直面することは、自分の可能性を広げ、新たな視点を提供します。
仕事に“やりがい”がない時、気持ちにどう折り合いをつけるべきか・まとめ
まとめ
●仕事に“やりがい”がない時の、折り合いをつけ方(以下の認識を持つ)
- そもそも仕事に期待しすぎ
- 仕事は本来生活費を稼ぐ手段でしかない
- 「好きを仕事にする」ことに夢を見すぎない
●仕事に“やりがい”がない時の対処法
- 人と話をし、グチを聞いてもらう
- SNSを制限し「人がキラキラした様子」を見ない
- 帰宅ラッシュを観察し「普通の人」ばかりと理解する
●仕事に“やりがい”を感じるための考え方
- 仕事に対して充足感を覚える瞬間を把握する
- 仕事で成長を実感する
- 新しい仕事・難しい仕事へのチャレンジ
仕事にやりがいは期待しすぎず、それでいてささやかにこれを感じためのヒントを紹介しました。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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