平野歩夢選手に学ぶ「怒りを表現」して勝利の原動力にする方法
2022年の北京冬季オリンピックにおいて、スノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢選手が獲得した金メダルは、その経緯も相まって大きなニュースになりました。
不可解な採点に関するニュース報道を見て憤りを覚えるばかりではなく、アスリート以外の人でも取り入れることができる内容を紹介していきます。
具体的には、平野選手が語った「怒りを表現」です。
(※目次の項目をクリックすると、その箇所をすぐに読めます)
目次
平野歩夢選手「怒りを表現」の概要
オリンピック金メダルを獲得するまでには紆余曲折がありました。
その経緯は以下の内容です。
不可解な2回目の採点
世界でも平野選手にしかできないとされる技を繰り出し、誰もが高得点を確信した2回目の演技。
しかし、採点結果は各国の実況と解説者が苦言を呈するほどの低い得点となりました。
完璧だった3回目のパフォーマンス
色々と思うところはあったでしょう。
そんな中、3回目の構成も2回目と同じかつ完璧な演技を披露しました。
これには審判も“降参”したのか、高得点かつ逆転の金メダル獲得の結果となりました?
インタビューで明らかにした「怒りを表現」
金メダルの獲得後のインタビューで、平野選手は「怒りを表現」したと答えました。
理不尽な採点によって心の乱れが出てしまいそうなシーン。
それでも、今やるべきことに集中して逆境を跳ね返したのは“王者の風格”といえるでしょう。
平野歩夢選手「怒りを表現」を日常生活に活用する
大半の人にとって「特定分野の世界大会」は縁のないものです。
それでも、何か理不尽なことがあった際にそれをエネルギーに変える心構えは活用可能。
その内容を見ていきましょう。
理不尽に対して「実力でねじ伏せる」気概をもって対抗する
今回の平野選手は、2回目の演技と3回目の演技構成を変えることはありませんでした。
その上で、不当に低い2回目の採点に対して「実力でねじ伏せる」結果となったのです。
採点をする審判に何らかの“力”が働いていたのかは分かりません。
ただ、多くの選手や専門家が不当な採点と評した結果すら覆したのは確かです。
怒りのイメージは「内なる炎を燃やす」
平野選手の「怒りを表現」は、金メダルを獲得した後のインタビューで明かされました。
演技の前後に不満をぶつけるような態度を取っていたわけではありません。
いわば、この怒りのイメージとしては「内なる炎を燃やす」と表現できるでしょう。
怒りのイメージを持ちながら適切な行動に移す
この怒りのイメージを持っていたとしても、例えば演技が雑になるといった結果となっては意味がありません。
これを持ちながら、適切な行動に移すことが必要です。
平野歩夢選手「怒りを表現」を日常生活に活用する際の注意点
金メダルを目指す立場ではなくても、今回の「怒りを表現」することは日常生活にも活用ができそうです。
その際の注意点は、以下の通りです。
最高のパフォーマンスを出すことと抗議は別物
最高のパフォーマンスを出すことと抗議は別物です。
自分自身で抗議をするのか、あるいは所属組織から抗議をするのかを問わず、目の前にあることをやっていく必要があります。
抗議自体はきちんと行うべき
何か理不尽なことがあった時、それを跳ね返す気概で物事にあたるのは素晴らしいことです。
ただ、それは「しかるべき人に抗議をする」こととは別。
自分自身だけではなく、後に続く人のためにも、戦うべきところでは戦いましょう。
平野歩夢選手に学ぶ「怒りを表現」して前進の原動力にする方法・まとめ
北京冬季オリンピック、男子ハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢選手のマインドについて考察してきました。
怒りをどのように表現するのかについては、日常でも使える考え方です。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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