「黒字リストラ」は概念上あり得るのか? 【そもそも論の解説】
※本記事は準備中です。しばらくお待ちください。
主に中高年の世代を対象としたリストラのニュースを見聞きすることが多い中、「黒字リストラ」がクローズアップされる機会があります。
一見フレーズに違和感を覚える黒字リストラに関係して
- 違和感の正体
- 概念上あり得るのか
について探っていきましょう。
(※目次の項目をクリックすると、その箇所をすぐに読めます)
目次
「黒字リストラ」のニュース概要
企業数、人員削減数ともに話題となった黒字リストラ関連のニュース概要は以下の通りです。
- 2019年、上場企業が早期・希望退職を募集したのは35社の計11,000人
- 全体の57パーセントにあたる20社の最終損益が黒字で人数は9,100人
昨今よく見られる中高年を対象にした人員削減であり、前年比で3倍にもなります。
「黒字リストラ」に対する疑問
「黒字リストラ」について、仮に対義語を作るとすれば「赤字リストラ」です。
しかし「赤字リストラ」は見聞きすることがないのですから、やはり黒字であることにインパクトがあるのでしょう。
では黒字の状態でリストラをすることは、それほどまでに特異なことなのでしょうか。
「黒字リストラ」の概念と実際
「黒字リストラ」について考えるにあたり、リストラの概念と実際を知っておくことに意味があります。
リストラとリストラクチャリング
一般用語もしくはマスコミ用語としての「リストラ」は、人員削減を意味しています。
一方、リストラが本来持っているのは
リストラクチャリング=事業の再構築
の意味です。
- 人員がどうなるか
- 会社が赤字なのか黒字なのか
は要件ではありません。
実際は人員削減になっているリストラ
とはいえ実際のところは、赤字であろうと黒字であろうとリストラは人員削減になっているのが現実です。
ここで黒字である会社にとって特に問題になってくる要件を検討していきます。
整理解雇の4要件とリストラ
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「黒字リストラ」は概念上あり得るのか?・まとめ
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