日曜日の夜が憂鬱なら試してほしい対処法〜“みんな一緒”だから大丈夫!〜
いよいよ休みが終わる「日曜日の夜」あるいは「連休最終日の夜」に、こんな状態になることはありませんか?
「もう日曜の夜。明日から仕事…。憂鬱だ…。」
この時間に襲われる、なんとも言えない胸を締め付けられるような気持ち、とてもよく分かります。
なんと、サラリーマンの半数がこのような気持ちで日曜の夜を迎えているとの調査結果があるそう。
実はこの症状にはよく知られた名称があって、「サザエさん症候群」と呼ばれることもあります。
もしくは「ブルーマンデー症候群」という名前を知っている人もいるかもしれません。
週一という頻度で苦しむのは大変なので、何とか対処をしていきたいところです。
今回はそんな「サザエさん症候群」とどう付き合っていくか考えていきましょう。
なお、毎週のように「まるで長い連休が終わるかのような絶望感に襲われている」場合の“強めの処方箋”もご用意しましたので、ぜひ合わせてお使いください。
(※目次の項目をクリックすると、その箇所をすぐに読めます)
目次
日曜日の夜が憂鬱なのは普通だと知る〜気持ちの問題で対処する〜
ネットの質問板を見ると「日曜の夜になると憂鬱で辛い。どうしたらいい?」という内容の投稿が多数見られます。
冒頭にサラリーマンの半数と紹介したように、まずは「日曜の夜に憂鬱な気持ちになるのは自然なこと」と知っておきましょう。
「苦しいのは自分だけじゃない」と分かるだけでも少しラクになりますよね。
そもそも人間はネガティブがベースの生き物
巷ではポジティブでいることの重要性が多く語られるところですが、人間の持つ機能としてネガティブな面も必要です。
例えば、わたしたちの祖先が獲物をとったり作物を育てて収穫するにはポジティブなだけの見通しでは生きていけなかった過去があります。
DNAベースでネガティブだからこそ命をつなぐことができたのですね。
ですから、日曜夜の憂鬱に対しても「防衛本能が発動しているな」と考えてみると、なんだか心強さすら感じることができます。
「出社してしまえば大丈夫だった経験」を思い出す
わたしたちは「サザエさん症候群」に悩まされてながらも、何日も何日も出社してきました。
一度出社してしまえばその週は普段通りに仕事ができます。
さらに、平日の夜は日曜の夜ほど苦しむこともなく過ごすことができますね。
ですから「先週も先々週も、さらにその前の週も大丈夫だったじゃないか」と今までの経験を思い出して安心材料にしましょう。
「会社に行くことが最大の悩み」は幸せなことと認識する
自分や家族の健康や金銭トラブルといった“大ごと”が身に降りかかると、もう頭の中はそれ一色になります。
日曜の夜に憂鬱になることができるのは、現状で他に重大な問題がないことを意味しています。
なんだかんだ言って幸せな状態なんだな、と認識すれば多少心が落ち着きます。
積極的な行動で日曜夜の憂鬱に対処する(月曜日に向けて)
前の金曜日から日曜日の日中にかけての積極的な行動によって、日曜日の夜に襲われる気持ちの問題にさらに向かっていきましょう。憂鬱な気持ちに対して先回りの積極的な行動で対処する内容を紹介します。
仕事の“ご褒美”を週の初めに持ってくることは、憂鬱な気分に対しての効果絶大です。
月曜日に向けた“仕込み”をして憂鬱な気持ちに対処する
土日前の金曜日に、事前にできる“仕込み”をして来週の月曜日に備えましょう。
- 大好きなお菓子を買ってデスクの引き出しに入れておく
- お弁当のおかずを大好きなものにする
など、日常を彩るプラスαを意識してみるといいですね。
もちろん、取り入れるのは食べるもの以外でも問題ありません。
月曜日の楽しみを見つけることで憂鬱な気持ちに対処する
事前の準備が面倒なら、もう少しハードルの低い方法があります。
すなわち、一度見つけるだけで続くものを見つけるのです。
- 雑誌
- テレビ番組
- 面白いYouTubeの配信
といった身の回りにあるエンタメから楽しいものを見つければ「明日は〇〇があって楽しみだ!」と気持ちの切り替えができますね。
月曜日の負担を減らすことで憂鬱を軽くする
月曜日における仕事の負荷が大きくなると、より日曜夜の憂鬱が強烈なものになります。
それに対処するには月曜日、特に月曜日の午前中は“助走”に使うべく仕事のスケジュールを考えましょう。
仕事のハードルを低くすることで、「まぁ、明日の仕事はラクだから」となる方向に持っていくことでうまくいきます。
より詳細な内容も紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
土曜日・日曜日の満足度を高めることで憂鬱になる間を与えない
マインドや行動で日曜夜の憂鬱に対処する以前に、そもそも論として「土曜日と日曜日の満足度を高める」ことが有効です。
「土日が楽しいがゆえにギャップが苦しい」としても、ずっと来週のことで頭がいっぱいになるよりも健全なのは間違いありません。
土曜日と日曜日の満足度を高めるために
- 活動的な日だけが有意義な休日ではない
- ダラダラするのなら、そのことを事前に決めておく
- 土曜日の過ごし方を見直す
- 休日だからと極端な夜更かし・寝不足にならないよう生活リズムに気をつける
といったことを意識するのがポイントです。
事前に決めておくことで、ダラダラした時間が有意義なものになります。
もし、活動的な休日を過ごすつもりが結果としてダラダラしたものになっても、リカバリーする考え方があります。
この話題に興味を持っていただけた場合、ぜひ有意義な休日について書いた記事をご覧ください。
あるいは、土曜日の過ごし方を何とかしたいと考えていらっしゃる人は、記事の最後でリンク先を紹介しています。
生活リズムについての考え方は「寝るのがもったいない・睡眠時間を有効活用したい」ことにフォーカスして解説しています。
日曜夜の憂鬱に“対策”しても改善がない場合、いっそ考え方を変えてしまう
いくら対策をしても「ムリなものはムリ」となってしまうことがあるかもしれません。
そんな時は仕方がないのですから、「開き直って強気にいく」しかないでしょう。
- 「日曜日の次は月曜日が来るだけ! 」と開き直る
- 「たかが日曜夜の憂鬱に対して何でビクビクしなきゃいけないのか! 」と強気になる
日曜夜の憂鬱が重症なら医療機関の受診も検討
単なる憂鬱ではすまない深刻な症状が出る場合は、医療機関の受診も検討しましょう。
前向きな気持ちも、体の健康が前提。
ついつい「自分は大丈夫」とギリギリまで我慢し、「気づいた時には手遅れ」の悲劇を見聞きすることがあります。
医療機関の受診をタブー視してはいけません。
あるいは、もう少し身近なところで会社の産業医と相談できる体制があれば、そのような制度を利用するのもいいでしょう。
日曜の夜が憂鬱なら試してほしい対処法・まとめ
今回のまとめ
●日曜日の夜が憂鬱なのは普通だと知る〜気持ちの問題で対処する〜
- そもそも人間はネガティブがベースの生き物
- 「出社してしまえば大丈夫だった経験」を思い出す
- 「会社に行くことが最大の悩み」は幸せなことと認識する
●積極的な行動で日曜夜の憂鬱に対処する(月曜日に向けて)
- 月曜日に向けた“仕込み”をして憂鬱な気持ちに対処する
- 月曜日の楽しみを見つけることで憂鬱な気持ちに対処する
- 月曜日の負担を減らすことで憂鬱を軽くする
●土曜日・日曜日の満足度を高めることで憂鬱になる間を与えない
●日曜夜の憂鬱に“対策”しても改善がない場合、いっそ考え方を変えてしまう
●日曜夜の憂鬱が重症なら医療機関の受診も検討
ここまで、日曜の夜に襲われる憂鬱な気持ちに対処する方法を紹介してきました。
まずは「みんなそうなんだ」と認識した上で、できることから試してみてください。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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