連休を喜べない非正規雇用社員の憂鬱【正規雇用社員との格差】
職場を構成する人の多様性が、少しずつ受け入れられるようになってきた時代。
お互いが働き方とライフスタイルを尊重し合えるのは美しいことです。
ただ、現実には「正規雇用社員」「非正規雇用社員」の間には埋まらない溝があります。
その一つが「連休に対する捉え方」です。
特に「家計の足し」ではなく「メインの生活費」として考えている非正規雇用社員の場合、連休は生活費へのダメージが大きくなります。
政府の施策による連休は、喜ぶ人がいる一方で、憂鬱にならざるを得ない人がいることを知っておいてほしい問題です。
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目次
長期の連休は、生活費への影響が大きい(時給制・手当なし)
「時給いくら」の働き方をしている人は、当然働いた時間数に応じて給料を受け取ります。
ですから、年末年始やゴールデンウィーク、夏休みといった連休がある月の翌月は大変。
これを実感として味わってしまうと、その後の連休はモヤモヤしたのもを感じながら過ごすことになります。
そうなると、政府の施策により大型連休が組まれても、それを喜べない層が出てくるのは必然といえるでしょう。
授業がなくなって喜ぶ学生とは根本的に違いますね。
時給の働き方と、転職の難しさ
正規雇用でも非正規雇用でも、働きながら転職活動をすることはできます。
むしろ時間で割り切って働いている分、非正規雇用の方が時間的に余裕はあるかもしれません。
ただ、金銭的な余裕のなさから、何をするにも一呼吸置くことが多いのが非正規雇用。
例えば、証明写真を撮るのにも面接会場に行くのにもお金がかかります。
一人暮らしをして、その月ギリギリで生活をしているような人は、精神的にも疲弊しやすいのが辛いところです。
それでも転職のチャンスを伺おう
とはいえ、綱渡りで生きることに脱出することを決めて行動しないことには変わりません。
雇用形態の転換が当分の間は望めないのであれば、今の会社から転職することを考えましょう。
あるいは、副業(複業)によって生活基盤を安定させる方法もあります。
連休を喜べない非正規雇用社員の憂鬱【正規雇用社員との格差】・まとめ
ここまで、連休を喜べない非正規雇用社員の憂鬱についてお伝えしてきました。
私自身、正規・非正規雇用の両方を経験して初めて実感できることでした。
人間、いつどのようなことが起きるかわかりません。
自分なりの“セーフティネット”を構築することの重要性が高まっていくでしょう。
それではまた別の記事でお会いしましょう。