「社会は厳しい・甘くない」マウンティングは無視していい理由
Check!! 〜こちらの内容を解説しています〜
- 「社会は厳しい・甘くない」は無視していい理由
- 働き方・生き方は選択できる
- 最後に「話題になった言葉」を紹介
これから就職(入社)を控えている学生や新入社員に“先輩”としてあれこれと物申す人は、いつの時代も一定数います。
中でも
- 社会は厳しい
- 社会は甘くない
は、誰しも言われたことがある超定番フレーズでしょう。
ただ、このような“マウンティング”を真に受けてしまうのは弊害が大きく、無視しても差し支えありません。
そんなマウンティングの類型と、無視していい理由をお伝えします。
(※目次の項目をクリックすると、その箇所をすぐに読めます)
目次
「社会は厳しい・甘くない」マウンティングは無視していい〜類型と理由〜
世の中のすべてを知ったような顔で、「社会は厳しい・甘くない」と“ご高説”を垂れてくる人は無視しましょう。
その類型と理由は次の3点です。
「社会は厳しい・甘くない」の社会って、そもそも何なの?
「社会に出る」「社会の厳しさ」「社会人として」など、社会という言葉は様々な場面で使われます。
この社会とはそもそも何なのでしょうか?
さも特別なことのように使われますが、人が生きている限りいつでも社会の一員として活動しています。
子供の頃は家族という社会の一員として、学生時代はクラスや部活の一員として、その他各種のコミュニティの社会で生きてきたわけです。
それを、さも「会社で働く人こそ社会人」だと言わんばかりの風潮には強い嫌悪感を覚えます。
当サイトでも社会を使ったフレーズを用いていますが、代替する用語がなく、便宜的にやらざるを得ないのが悔しいところ。
それはともかく、人はそれぞれの社会で生きてきて、これからも生きていきます。
社会を連発する人ほど、実は今いる会社での経験だけでものを語ることが往々にしてあり、まともに聞いていては疲れるばかり。
そのあたりは、うまく立ち回るようにしていきましょう。
「学生気分」も現代社会では人それぞれ
社会という言葉とセットで出てくるのが「学生気分」です。
- いつまで学生気分でいるんだ
- 学生気分では通用しない
など、これまたマウンティングの定番フレーズ。
ただ、これを印籠のように掲げる中高年層の生き方を見てみると、話半分で聞けばいいのが分かります。
かつて、大学が「レジャーランド」と揶揄される時代がありました。
- 夏はテニス
- 冬はスキー
- 講義に出るのはそこそこ(orほとんど出ない)
- 遊ぶ合間にアルバイト
こんな生活をしてきた人たちが「学生気分」を語るのは「お前たちがそうだっただけだろ? 」と言いたくなります。
総じて現代の若者は昔よりマジメ。
しかも、社会情勢の厳しさから在学中から将来を見据えた活動をしている人もいます。
人の話を聞く時は、ある程度「人を選ぶ」のも重要です。
「会社の偉い肩書きおじさん」の地位・身分は“会社の”ステータスがあってこそ
終身雇用・年功序列の縛りが昔ほどキツくはない現代でも、さすがに新入社員は周りに気をつかうことが多くなります。
特に、社長を筆頭にした「会社の偉い肩書きおじさん」の前では緊張してしまうこともあるでしょう。
それをいいことに、マウンティングを仕掛けてきた時はどうすればいいのでしょうか。
一応話は聞くフリをして、頭の中ではこう考えましょう。
結局のところ、会社内で偉そうにしているおじさんも、会社から一歩出れば“ただのおじさん”。
社外の人から丁重に扱われても、お辞儀の対象は人ではなく“会社”なのです。
例えば
- 定年後、まったくゴルフに誘われなくなった
- 定年後に入った地域のコミュニティで今まで通り(人に対する言葉使いなど)にしていたら総スカンを食らった
といったことは、会社での振る舞いがずっと通用すると信じていた“痛い”おじさんです。
それこそ「社会」全体に通用しない以上、そんな人たちのマウンティングで傷つくのはバカバカしいですよね。
「社会は厳しくない」「社会は甘い」を選択する
「社会は厳しくない」という夢物語にも思える話も、実は現実として存在することに触れていきます。
誰もが年功序列・終身雇用の中で出世を目指した時代があった
かつて男性の誰もが新卒で入った会社内で出世を目指した時代がありました。
会社内で伴侶を見つけ、女性は“寿退社”。
出世を目指す男性をサポートする側に回るのもごく普通のことだったのです。
しかし、そんな働き方に疑問を持つ人の割合が増え、迷いを持って生きている人も出てきました。
何を重視して生きるかを選択できる時代
そんな流れの中、「出世は特に目指していない」あるいは「長時間労働に拍車がかかるから出世したくない」人も珍しくなくなりました。
もっと言えば
- 外に出て働くのは妻の役目
- 夫は“主夫”として家庭にいる
といった夫婦のあり方も、まだまだ少数とはいえ認知され始めています。
「(不利に思える条件)だから、自分にはムリだ」という障害を乗り越えれば、働き方や生き方を選べる時代がやって来たといえるでしょう。
「社会は厳しくない」を選択するには、ゆるく生きている人を知る
とはいえ
- 辛そうに働く家族を見てきた
- 友人知人も忙しそうにしているのを知っている
状態では「社会は厳しくない」なんてあり得ないよなぁ、と感じるのは分かります。
そんな時は、まずそのような人も“いる”と頭の片隅に置いておくだけでもOKです。
知っておくことで、何かの機会に「あぁ、この人がそうだ」気づく瞬間が来ます。
「アンテナを立てておく」は大切なことです。
万が一、勤め先が本当に厳しいブラック企業だった場合は?
ここまで、「社会は厳しい・甘くない」のフレーズについて解説してきました。
基本的には無視のスタンスで問題ないものの、場合によってはあなたの勤め先がブラック企業であることを理由に厳しい状況に置かれることもあります。
そんな時も
と諦めてしまってはいけません。
なぜなら
- 特に新卒入社の会社の場合その環境を基準にしてしまいがち
- 社会に無数に存在する会社について意識が向かなくなってしまう
- 結果として洗脳状態になっている
といった理由からです。
そんな時におすすめなのが「転職サイト・エージェントに登録をすること」。
まずは「世の中には様々な環境の会社が存在する」ことを知り、機が熟したら実際の活動をするのもいいでしょう。
まずは下準備をしておくのが第一歩です。
「社会は厳しい・甘くない」マウンティングは無視していい理由・まとめ
まとめ
●「社会は厳しい・甘くない」マウンティングは無視していい〜類型と理由〜
- 「社会は厳しい・甘くない」の“社会”など所詮その上司だけの社会に過ぎない(狭過ぎ! )
- 「学生気分」も現代社会では人それぞれ(お前の学生時代と一緒にするな! )
- 「会社の偉い肩書きおじさん」の地位・身分は“会社の”ステータスがあってこそ(退職したら終了、惨めだね! )
●「社会は厳しくない」「社会は甘い」を選択する
- 誰もが年功序列・終身雇用の中で出世を目指した時代があった
- 何を重視して生きるかを選択できる時代
●「社会は厳しくない」を選択するには、ゆるく生きている人を知る
●万が一、勤め先が本当に厳しいブラック企業だった場合は転職活動の準備を
ここまで、「社会は厳しくない・甘くない」のマウンティングに対し、無視していい理由と、その先の生きた方まで考察してきました。
この文章が、ひたすら走り続けながらも迷いが生じている人にとって、何かのヒントになれば嬉しいです。
最後に話題になった関連ツイートとして、こちらを紹介して終わりにしましょう。
「社会は甘くないぞ」「学生時代が一番楽しいぞ」とか言って社会の厳しさを君に植え付けようとしてくる奴いるだろ?全部無視でいいよ。これから社会に出る希望に満ち溢れた若者のやる気を削ぐ様な事言う連中にロクなのいねーから。学生時代よりやれる事増えるし世界も広がって超楽しいから大丈夫だよ。
— Testosterone (@badassceo) January 14, 2019
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