昇進/出世したくない人が増えた理由と断り方
若手社員を中心に「出世したくない」「昇進の話をもらったが、実は乗り気ではない」といった話を聞くことがあります。
かつての日本企業においては、「新卒入社した会社で出世競争を勝ち抜き、管理職になることが何よりの成功」とされた時代がありました。
成功の定義は時代背景もありますし、何よりも人によって違いますから、これが悪いわけではありません。
ただ、時代は変わり「働き方」「ライフスタイル」「人生に対する考え方」が多様になったにもかかわらず、会社組織のあり方は数十年間変わっていない現実があります。
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目次
出世/昇進したくない人が増えた理由
まず、前提として昇進や出世(以下「昇進」)することのメリットとデメリットを紹介します。
メリット
- 給料が増える
- 仕事上の権限を持つことができる
- マネジメント経験ができる
デメリット
- 仕事上の責任が重くなる
- 長時間労働になる(傾向として)
- プレイヤーとしての仕事ができなくなる
- 会社によっては裁量がない場合もある
- 残業代がなくなることで時間あたりの給料が変わらないこともある
これらのことを勘案して、打診を受けた側は今後の身の振り方を決定します。
近年、SNSを通じて見聞きすることができる範囲で観測すると、どうも「責任ばかりが重くなる」ことがポイントになっています。
つまり、“割に合わない”ようになっているんですね。
もっと言うと、以前から上司が憧れのモデルになっていないことも挙げられるでしょう。
常に忙しくしている様子ばかり見せられては、そうなるのも必然です。
出世/昇進を断る前に考えるべきこと
昇進に対する考え方が完全に決まっている人を除けば、打診を受けてから検討することになります。
その際の注意点を見ていきましょう。
きちんとメリット・デメリットを比較考慮し、後悔しない選択になるか
昇進は今後の仕事をする上で影響が大きい出来事です。
ですから、メリットとデメリットを比較考慮しながら、生活のシミュレーションをするのがおすすめです。
完璧に納得することは難しくても、極力後悔しないための選択をしてください。
出世した人に対して嫉妬心を抱くことはないか
もし昇進することを断った場合。
あなたの同期や後輩が“追い越していく”可能性があります。
その様子を見て、「人は人、自分は自分」と認識できるかどうかが重要です。
嫉妬心を抱き、心が乱されると想像できるのなら、昇進の打診を受けるのも一考です。
再度の打診がなくても問題ないか
これは会社によって大きく方針が異なる部分ですが、昇進に関する再度の打診についてです。
ある程度の期間を置いて、再び打診されることもあれば、一度断った昇進については基本的に再度の打診がない会社もあるでしょう。
それでも問題ないのであれば、打診を断る大きな判断材料になります。
出世したくない症候群?
「出世したくない症候群」なる用語があるそうです。
ある程度マスコミによる演出や“煽り”もあるにせよ、出世した人が負け組との考え方は、ある年齢層以上の人には理解しがたいものでしょう。
以下、動画もありますので、ご覧ください。
これからの会社組織はどうあるべきか? (会社・上司側の視点)
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まとめ
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