時代錯誤のパワハラに人が愛想をつかす必然
『とんねるずがここまで時代錯誤になったワケ』なる記事を読みました。
かつて栄華を極めた芸能人も、時代の流れには逆らえないのだと感じられる記事です。
同時に、2018年はアメフト界、ボクシング界、体操界でパワハラ(あるいはもっと悪質なこと)が明るみに出ています。
もっと言えば、これからの時代は時代錯誤な会社組織も淘汰されるであろうと期待も込めて予想するわけです。
(※目次の項目をクリックすると、その箇所をすぐに読めます)
とんねるずのパワハラの時代錯誤
詳細は当該記事の本文を読んでもらうとして、次のようなことが指摘されています。
- とんねるずは素人芸で成り上がった
- 関係者や後輩芸年に対するパワハラ的な演習で人気を博した
- ただし、芸能界が輝いていた時代で、相互の信頼があり演出として受け入れられていた面がある
- 芸能界に対する憧れがなくなり、単なるパワハラにしか見えなくなった
とんねるずに対する嫌悪感が言語化されていて、「あぁ、こういうことだったんだ」と納得する内容です。
パワハラの時代錯誤は会社組織にも
かつて、日本企業と言えば「メイドインジャパン」の名の下に各業種で世界をリードしてきました。
しかし、近年は組織の腐敗が明るみに出たり、“体力”の低下による外資の支援など、ごまかしが効かない時代になっています。
「こんな大企業が? 」と思わせられる赤字のニュースも珍しくなくなりましたね。
社員が会社に対してパワハラ訴訟や残業代未払い訴訟などを起こすのも、これと無関係ではないでしょう。
“おいしい”ポジションにならない・なれない世代の逆襲
旧来的な体育会系の中では、「今ガマンすれば、いずれ“おいしい”ポジションにつける」希望がありました。
それは、体育会系の部活動→先輩として偉ぶることができる、会社組織→年功序列で昇進し会社で好き勝手に振る舞える、が当てはまります。
ただし、総じて現代の若者は優しいこと、組織内で偉くなることに対するモチベーションがないことで、「“下っ端”の時期に受ける理不尽」ばかりがクローズアップされます。
そうなれば、もはや耐えるだけである必要がないのは当然です。
時代に求められる人と“老害”の定義
近年、インターネット上でよく見られる“老害”という言葉。
あなたは、この言葉にどんなイメージを持っていますか?
人は、歳を重ねたから老害になるわけではありません。
時代の変化対し、自分自身をアップデートを怠るから老害になるのです。
- オレが若い頃は〇〇だった
- 最近の若者はなっていない
これらは、まさに自己中心的で考え方が凝り固まったセリフの代表的なものです。
働き方や人間関係、あるいは性差の話題など10〜20年で劇的に社会のあり方が変わります。
今後も変わり続けるでしょう。
そんな時、今時代についていけている人もアップデートが求められるかもしれません。
それではまた別の記事でお会いしましょう。