【簿記】経理の仕事に必要な資格とスキル・能力・ものまとめ

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国家試験の勉強に挫折した“資格崩れ”から立ち直り、経理を筆頭に事務仕事を複数経験した男性。女性の多い職場で立ち回って(?)きました。仕事術・挫折からの復活・その他の分野について、複数のブログを運営中。

わたしは内部進学率が非常に高い大学の付属高校に通っていました。

自由に学部と学科が選べるほどの成績ではなかったものの、さりとて選択の余地がまったくないような成績でもなく、とりあえず将来の役に立ちそうという理由で商学部を選択しました。

そこで、「学科はどうしよう? 」となったんですね。

4つあった学科の中で経営学科と会計学科で迷いました。

最終的には経営学科を選んだのですが、結果として簿記の資格を目指し最終的には「日商簿記1級」まで取得。

仕事も経理職を長く経験することになりました。

そのこと自体に後悔はまったくないものの、当時もう少し前提知識が欲しかったなぁという思いもあります。

今回は、そんな学部選択と職業選択について簿記・会計・経理のことを紹介していきます。

経理の仕事に必要な簿記・会計のレベルと、簿記を勉強するために必要な素養

まずは経理の仕事に必要な簿記・会計のレベルです。転職市場を想定すると、多くの求人では「簿記2級」が要件になっていることが圧倒的に多いです。

3級も簿記の原理原則部分を学ぶことができます。

ただ、企業会計のお話は2級からになることもあり、このような結論になるようです。

簿記1級が要件となることが少ないのは、これがなくてはできない経理の仕事が想定されないからですね。

簿記・会計・経理の世界で生きるために必要なスキルと能力

資格試験の勉強から経理の仕事まで「興味はあるけれど、私にやっていけるのかな? 」と感じている人もいるでしょう。

実際に体験する中で、イメージ通りの内容も意外に感じた内容もありました。

それぞれのスキルと能力別に紹介していきます。

簿記・会計・経理と数学的素養と知識の関係は?

「簿記ができる=数字に強い」というイメージからか、「数学ができなければ簿記ができない」という心配をする人もいるようです。

しかし、簿記を学ぶために数学的な素養は必要ありません。

一次関数の「y=a x + b」が分かれば充分。

ちなみに、簿記2級の「工業簿記」から使用します。

経理の仕事に英語力は必要になるのか?

これは完全にケースバイケースでしょう。

経理という職種はあまり関係なく、会社ごとの特性によりまったく異なりますから一概には言えません。

ただ、海外に関連会社がある会社も多いため、例えば「メールで(あれば)不自由なく英語でやりとりできる」くらいの英語力があれば、選択の幅も広がるかもしれません。

経理の仕事にExcelのスキルは必要になるのか?

経理の各種求人を眺めていると、先ほどの「簿記2級」の他に「Excelのスキル」が求められていることが大半です。

作業としては「勘定奉行」や「弥生」といった会計ソフトを使っての入力がメインとなるのですが、そこは数字を扱う部署。

Excel使った仕事も当たり前のように出てきます。

  • 各種の入力や集計
  • 会計データのインポートとエクスポート

このあたりがメインの作業になります。

経理の仕事は一人でやるもの? コミュニケーション能力は必要になるのか?

経理の仕事について「一人で黙々と作業をする」イメージを持たれているかもしれません。

実際、学生時代に人気者だった人が経理の仕事をしていると「意外だね」と評されることが多いです。

コミュニケーション能力が高い人は営業系の仕事が合うと思われているのでしょう。

ただ、ここに落とし穴が。

会社の活動には何をするにもお金の話がついて回ります。

ほんの数人でやる短期間のプロジェクトも、間違いなく経理なしでは進まないわけです。

その中で、経理とのコミュニケーションをしながらプロジェクトを回していきます。

経理の仕事をするのにコミュニケーションは必要ないどころか、むしろ経理ほどコミュニケーション能力が必要な部署は他にないのでは? と感じるほどです。

それほど怖がることはないものの、「営業ができるほどのコミュニケーション能力がないから経理」というのは厳しいと言えますね。

簿記・会計の勉強と経理の仕事に必要なもの・まとめ

ここまで、簿記・会計の勉強と経理の仕事に必要なものを紹介してきました。

この分野に関するイメージをしてもらえれば幸いです。

それではまた別の記事でお会いしましょう。

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国家試験の勉強に挫折した“資格崩れ”から立ち直り、経理を筆頭に事務仕事を複数経験した男性。女性の多い職場で立ち回って(?)きました。仕事術・挫折からの復活・その他の分野について、複数のブログを運営中。

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