「仕事を(職場で)干される」状況はなぜ起きるのか? 原因と対策を探る

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「仕事を干される」原因と対策
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国家試験の勉強に挫折した“資格崩れ”から立ち直り、経理を筆頭に事務仕事を複数経験した男性。女性の多い職場で立ち回って(?)きました。仕事術・挫折からの復活・その他の分野について、複数のブログを運営中。

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Check!!〜仕事を(職場で)干されることについて以下のことが分かります〜

  • 仕事がない状態はこんなにも辛いこと
  • あなたが干されている原因とその対策
  • 優秀すぎるが故に干されることがある

あなたは「仕事を(職場で)干される」経験をしたことはありますか?

 

周りは忙しく仕事をしているというのに、一人だけポツーンと何もしていない状況です。

 

忙しく仕事をしている人にとっては「何もしないで給料をもらえるなんて羨ましい」と感じるかもしれませんが、とんでもない。

後で説明をしますが、かつて「窓際族」とも呼ばれた非常に過酷な状況で、場合によっては裁判沙汰になるほどです。

 

仕事を干された人にとっては理由も分からず、かといってどうしていいのかも分からずに途方に暮れてしまうかもしれません。

 

今回は、そんな仕事を干される状況に陥った時の考え方と対策を紹介していきます。

 

 

(※目次の項目をクリックすると、その箇所をすぐに読めます)

「仕事を(職場で)干される」とはどのような状況なのか?

「仕事を干される」状況

最近はあまり聞かれなくなった言葉として、かつては「窓際族」という呼ばれ方があり、いわゆるリストラ対象の人を窓際の席に追い払って暗に退職を迫ることがありました。

 

最近は「社内ニート」という呼び方が定着( ? )してきたようで、出社はしているけれど職場では何もしていないことを表しています。

 

いずれにせよ、会社に籍は置いているけれど実質いないも同然の状況。

多忙で毎日終電のような働き方をしている人から見ればうらやましいと感じてしまうかもしれません。

それでも、当人にしてみれば別の意味で過酷な状況です。

 

職場で7〜8時間にわたってやることがないわけですから。

 

では、そんな状況はなぜ生まれてしまうのでしょうか?

 

 

「仕事を(職場で)干される」理由はケースによって真逆のことがある

「仕事を干される」理由

仕事を干される状況にはいくつかのパターンがあります。

 

理由として特殊なのは「結果として同じ状況だったとしても、その理由は完全に真逆のことがあり得る」ということ。

 

具体的に、真逆とは

  • 仕事ができないから干される場合
  • 仕事ができる(できすぎる)から干される場合

という意味です。

 

一つ一つ見ていきましょう。

あまりにも仕事のミスが多すぎるから干される

仕事を与えても、そのほとんどでミスが起こってしまうような場合、上司としては次の仕事を与えるのが難しくなります。

社内の問題だけでなく、取引先にも影響が出てしまうような場合は特にそうですね。

すなわち、仕事ができないから干される場合が代表的な理由となります。

上司と意見が食い違っているため・意見の仕方がまずかったために干される

これは人間関係が入ってきた時に起こる内容になります。

 

いくら口では「職場環境の改善のためにどんどん意見をいってくれ」と話しているとしても、実際に意見をすると上司は自身の仕事を否定されたと感じてしまう向きがあります。

 

大人の対応ができる上司であればまだしも、仕事を干すという方法で“報復”をする子供じみたやり方もパターンとしてはあるわけです。

反抗的な態度のため干される

反抗的な態度が上司の逆鱗に触れることがあります。

 

すなわち、

  • 「こんなのはオレのor私の仕事ではない」と仕事の依頼を断る
  • 上司や同僚の仕事について「言いがかり」レベルの否定をする
  • あからさまにやる気のない態度や不機嫌な態度を日常的に振りまいている

といったことです。

 

さすがにこのような状況では「あいつに仕事を任せることはできない」と、能力があったとしてもできるだけ関わらない方向に行ってしまうでしょう。

優秀すぎるために嫉妬心から干される

上司の仕事として「部下に気持ち良く仕事をしてもらう」ことは非常に重要です。

会社としての成果を重視すれば、「上司より優秀な社員」がどんどん活躍してくれればハッピーなわけです。

ただ、そこは人間の難しいところ。

 

常に「自分が一番」でなければ気が済まないタイプの上司だった場合、思考が

  • 少し仕事ができるから図に乗っている
  • あいつは気に食わない
  • いつか自分の地位を脅かす

になってしまい、優秀な人を干してしまうわけですね。

 

 

「仕事を(職場で)干される」理由を判別する方法

「仕事を干される」理由を判別する

ここまで紹介してきたように、一口に「仕事を干される」といってもパターンに様々。

明らかに思い当たるフシがある場合以外、それがどのような理由によるものか探る必要があります。

入社してすぐ、あるいはミスが重なった時期に干されるようになった

入社してすぐ、あるいはミスが重なった時期に干されるようになったのであれば、「仕事ができない人」という評価である可能性が高いです。

新卒の入社であればまだしも、転職先であったり入社して数年経過しているような場合は“見切り”のタイミングは早くなりがちです。

上司に意見を言った直後に干されるようになった

明らかに「上司と衝突した」ような場合は分りやすいのですが、表面上は平静を保っている状態でも内心…というパターンもあります。

 

意見を言った側としては純粋に良かれと思って行動をしたとしても、受け取った側にとっては何らかの“地雷”にあたる内容だったのかもしれません。

 

以前に比べ上司がよそよそしくなった場合はこれに該当する可能性があります。

 

 

「仕事を(職場で)干される」状況になった時の対処法

「仕事を干される」対処法

仕事を干される状況になった時、その対処法としてどのようなことが考えられるでしょうか。

大事なのは、努めて冷静に状況を把握しながら対処していくことです。

具体的には以下のような内容が挙げられます。

期限を決めて環境が変わるのを待つ

仕事を干されている状況が人間関係の問題を理由にしている場合、上司の異動など環境が変わるのを待つ方法があります。

その間は、可能な範囲で勉強の時間にあてるなど力を蓄えることに集中するようにしましょう。

とはいえ、会社全体や部署によって異動の頻度は様々ですよね。

ズルズルと時間ばかりが過ぎていく状況は、貴重な時間をムダにする恐れがあります。

 

「環境が変わるのを待つ」対処法については、ある程度タイムリミットを決めておくのがおすすめです。

 

その時期が来れば次の行動が必要になります。

「優秀すぎて干されている」のなら、転職によって環境を変える

プロスポーツ選手を見ていて「移籍したら急に活躍するようになったなぁ」と感じたことはありませんか?

 

不遇な環境として

  • 指導者(上司)に恵まれなかった
  • 個人の能力を活かす場がなかった

状態を脱して水を得た魚のようになるのは、もちろんプロスポーツ界だけではありません。

 

特にあなたが「優秀すぎるがゆえに干されている」状態であれば、すぐにでも転職活動をすることで活躍できる場所を探しましょう。

 

「定年まであと数年だから“逃げ切り”を図ろう」と考える年齢なら別として、あなたが若い年代であれば、その損失は計り知れません。

幸い、「年功序列・終身雇用」の文化は沈静化の方向に向かっています。

求人数・転職支援実績・顧客満足度さらに知名度でも業界屈指であるリクルートエージェントといった転職支援サービスがあります。

まずは登録を行い、水面下で準備を進めるのがおすすめです。

 

 

なお、私の体験談も交えて転職サイトを利用して転職するための方法を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

そもそも会社組織での働き方が合っていないと感じたら

人にはそれぞれ活躍できる場所があります。

それは、必ずしも会社組織であるとは限りません。

 

場合によっては独立・起業により

  • フリーランス
  • 個人事業主
  • 社長

といった肩書きで個人で働く生き方がいいこともあるでしょう。

 

「そうは言っても、何をすればいいのか見当もつかない」と感じた場合。

 

そんな時は、副業からスタートし自分自身の力を試してみるなど、やれる範囲からやってましょう。

あるいは好きなことを仕事にして生きている人を探し、機会があれば直接会いに行ったりSNSで発信をする様子を見ているだけでも第一歩としては充分といえます。

情報収集の一環としておすすめのサービス「独立・開業・起業を助けるマイナビ独立」を紹介します。

ぜひリンク先から詳細を確認してみてください。

 

 

実録! マイナスの成果を出してしまうAさんに架空の仕事を与えた話

わたしの経験した「仕事を干される」状況をここで紹介します。

実は、わたしが干されたのではなく、ある転職者の方のお話です。

仮に「Aさん」としておきます。

当時の勤め先で、繁忙期になる直前にAさんが入社されました。

採用を決めた上司も、その経歴などから期待をかけていたようです。

 

しかし、残念なことにAさんは絶望的に仕事ができない人でした。

 

あまりそのような経験のない人からすれば

「期待していた10の能力はなくても、2〜3くらいのことはできるのでは? 」

と思われるかもしれません。

 

ここに落とし穴があります。

「ゆっくりでも構わない」からと、その2〜3の仕事を依頼すると、「マイナス5」くらいの成果物が出てきてしまうことが続きました。

繁忙期に入り、ほかのメンバーもマイナスをリカバリーする余裕はありません。

 

仕方なく、Aさんには「架空の仕事」として結果がどうなっても構わないエクセルファイルの入力などを割り当てることになりました。

そして、試用期間終了時に辞めていただいたのです。

この時は極力「架空の仕事」がある状態にしていたので、Aさん自身に干された感覚があったかは分かりません。

とはいえ、何をやらかすか分からない人と一緒に仕事をした日々はかなり大変な経験でした。

 

 

「仕事を(職場で)干される」状況はなぜ起きるのか? 原因と対策を探る・まとめ

ここまで、仕事を干される状況について一連の流れを紹介してきました。

周りが忙しく働いている中で一人やることがないというのは、何度も書いているように過酷な環境です。

うまく乗り越えることで望む環境をぜひ手に入れましょう。

 

 

そのためのきっかけとして今回の内容が参考になれば幸いです。

それではまた別の記事でお会いしましょう。

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