仕事ができないのに偉そうな人について考えてみた
逆に考えると、「もう少し仕事ができれば、まぁちょっとは偉そうにしてもいいんじゃない? 」といった意味も隠れているでしょう。
この「仕事ができないくせに」のロジックは面白いもので、仕事ができる人は「偉そうにしても許される」のでなく、「もはや偉そうにする必要がない」「そもそも仕事ができる人は偉そうにしない」のが真実なのです。
これらの話を「仕事ができないのに偉そうな人の特徴」「仕事ができる人は偉そうにする必要がない」「仕事ができないのに偉そうな人への対処法」に分けて考えていきます。
目次
仕事ができないのに偉そうな人の特徴
仕事ができないのに偉そうな人の特徴を紹介していきます。
仕事ができないため偉そうにすることで虚勢を張っている
仕事ができないが周囲からできるように見てほしいと感じている場合、何となく偉そうにすることで虚勢を張るタイプの人が存在します。
「仕事ができないのに、なぜ偉そうにするのか」ではなく、「仕事ができないからこそ、偉そうにしてしまう」悲しい人種なのです。
できると勘違いしているが、理想と現実に大きな乖離があり偉そうにしている
本人は仕事ができると勘違いしているが、周囲はそう思っていない場合も似たようなことが起こりがちです。
本気で勘違いしていることで、理想の姿と現実の姿にギャップが生じています。
すると、どこかに“歪み”のようなものが生まれるのか、偉そうにすることでギャップを埋めようとする作用が働いています。
何らかの病的な自己愛や虚言癖によって偉そうにしている
さらに重度な症状として、何らかの病的な自己愛や虚言癖によって偉そうにしているパターンもあります。
これは治療によって改善する他なく、周囲の人が何とかできるレベルではありません。
そもそも仕事ができる人は偉そうにする必要がない
ここでは、そもそも論として「仕事ができる人は偉そうにする必要がない」ことについて触れていきます。
仕事ができる人に対しては周りの人も一目置く
仕事ができる人に対しては周りの人も一目置くため、偉そうにする人が密かに望んでいるような扱いをしてもらえます。
ですから、既に触れたように偉そうにする必要がありません。
偉そうにしている人は仕事の成長が遠のいてしまいがち
では、偉そうにする人も仕事ができるようになればいいのですが、なかなかそうもいきません。
すなわち、偉そうにしている人は仕事の成長が遠のいてしまいがちです。
「鶏が先か、卵が先か」のような話として、なかなか偉そうにしている人に対して、周りは仕事を教えたり丁寧なフィードバックはできないものですね。
仕事ができる人ほど「上には上がいる」ことを知っている
また、仕事ができる人は社内・社外での人脈において、「上には上がいる」ことを知っており、その点においても偉そうにせず謙虚です。
「井の中の蛙」の逆バージョンですね。
仕事ができないのに偉そうな人への対処法
ここまでの話を踏まえて、仕事ができないのに偉そうな人への対処法を考えていきましょう。
ロジックを理解して「かわいそうな人」の目で見てあげる
「仕事ができないのに、なぜ偉そうにするのか」ではなく、「仕事ができないからこそ、偉そうにしてしまう」ロジックを理解していただけたと思います。
すると、一方的にこちらがガマンする思考から、「かわいそうな人」と客観的に見る思考に変換することができます。
仕事上必要な時以外できるだけ関わらないようにする・放っておく
「偉そうな人と一緒に仕事がしたい! 」と考える人はなかなか珍しいものです。
不快な思いをしてしまうことが多いでしょうから、以下のようなスタンスでいるのが心身の安全のためには無難でしょう。
- 仕事上必要な時以外できるだけ関わらないようにする
- 自分の利害に関わること以外は放っておく
経験や能力・人望が必要な仕事に就かせて恥をかかせる
偉そうにする人より立場が上であったり、人の“操縦術”に長けているようであれば、上記とは逆に積極的な手段に出ることも場合によっては可能です。
それは、「経験や能力・人望が必要な仕事に就かせて恥をかかせる」ことです。
偉そうにしている人の「化けの皮が剝がれる」結果になれば、普段のイライラが解消するのは間違いありません。
ただ、慎重な根回しが必要であったり、時には恨みを買うこともあるので、“勝算”がある時に限ったほうがいいでしょう。
関連論点
偉くないのに偉そう
会社内で立場が上にいるわけでもないのに、やたら偉そうにしている人がいます。
そのような人の特性について解説しています。
仕事ができないのに偉そうな人について考えてみた・まとめ
まとめ
●仕事ができないのに偉そうな人の特徴
- 仕事ができないため偉そうにすることで虚勢を張っている
- できると勘違いしているが、理想と現実に大きな乖離があり偉そうにしている
- 何らかの病的な自己愛や虚言癖によって偉そうにしている
●そもそも仕事ができる人は偉そうにする必要がない
- 仕事ができる人に対しては周りの人も一目置く
- 偉そうにしている人は仕事の成長が遠のいてしまいがち
- 仕事ができる人ほど「上には上がいる」ことを知っている
●仕事ができないのに偉そうな人への対処法
- ロジックを理解して「かわいそうな人」の目で見てあげる
- 仕事上必要な時以外できるだけ関わらないようにする・放っておく
- 経験や能力・人望が必要な仕事に就かせて恥をかかせる
仕事ができないのに偉そうな人について、「仕事ができないのに、なぜ偉そうにするのか」ではなく、「仕事ができないからこそ、偉そうにしてしまう」悲しい人種である旨、解説してきました。
なかなか態度を改めさせるのは難しいものの、ストレスを感じるがバカバカしいと感じていただければと思います。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
(※↓記事が「役に立った」「使えそう」と思っていただけたら、各種SNSでシェアをぜひ! 運営者の励みになります)