「人生がうまくいかない・つまらない」を克服する3つのヒント
小さい頃は毎日楽しい日々を過ごしていても、大人になるにつれて「人生がうまくいかない」「人生がつまらない」と感じながら日々を過ごす人が増えてきます。
この2つは密接に関係しており、
- 人生がうまくいかない
- だから、人生がつまらない
- だんだん行動する気がなくなってくる
- 1に戻る
という「負のスパイラル」に陥ってしまいがちです。
そんな手詰まりの状況を打ち破り、「人生がうまくいっている・楽しい」と変えていくために必要なことを
と題し、お伝えします。
今回の内容である
- 自分の人生を自分のために生きる(世間体・比較ばかりの人生をやめる)
- 「検索エンジン」としての脳を味方につける
- マインドを整えてうまくいくための行動に移す
は、基本的には順番通りに読んでいただくことをおすすめしているものの、単独でも十分に効果のある項目ばかりです。
(※目次の項目をクリックすると、その箇所をすぐに読めます)
目次
自分の人生を自分のために生きる(世間体・比較ばかりの人生をやめる)
いわゆる世間体というものをモノサシに優劣を判断することは、劣等感まみれの人生一直線です。
なぜなら「上を見ればキリがないから」。
一瞬だけうまくいったように見えても、さらに上があり、いつまでも満足ができません。
世間一般の成功にこだわると人生がうまくいかない
昔よりは多様な生き方が尊重されるようになったものの、やはり世間的な成功とされる道があります。
すなわち、勉強をがんばって「良い学校」に行き、「一流企業」に勤めるというものです。
特に、男性の場合は「結婚相手の親御さんが気にする」部分も今だにあるでしょう。
ただ、一度も“レール”を外すことなく人生を歩むことは困難。
しかも、エリートであるほど一度の挫折で「心が折れる」ことすらあります。
もう、世間一般の成功にこだわるのはやめにしませんか?
10年後・20年後、あるいは死ぬ間際を納得感を持って迎えることの方が、人間らしいのです。
あなたの人生は親・教師のためにあるのではない
そうは言っても…、
- 親が許さない
- 教師からバカにされた
- 空気を読まないと…
など、自分の人生を生きない理由はいくつも出てきます。
嫌な聞き方となりますが、そんな思いでいる時、「誰かのためではなく、誰かの“せい”にして現状にしがみついていませんか? 」
確かに、子供の頃であれば主従関係からどうしても押しきれなかったこともあるでしょう。
しかし、経済力がつけば、親から離れて暮らすこともできます。
その頃には、教師はもはやあなたのそばにはいません。
友人知人関係の“空気”も、いわば「勝手に読んだ」もの。
人に向けていたあなたの優しさを、そろそろ自分のために使ってもいいはずです。
SNSに張り付くのをやめてマイペースで進む
人との比較や、世間一般の成功を見ての迷いが生じる理由に、SNSがあります。
すなわち、フェイスブックのタイムラインに出てくる友人知人は、みんな楽しそうにしていますね。
そんな輝く様子を見て、心が揺れ動くのも無理はありません。
「完全にSNSを断つ」まではいかなくても、最低限
ヒマがあればずっとSNSを見ている状態
からは脱出しましょう。
「検索エンジン」としての脳を味方につける
かつて、人生のどん底にいた時に知って衝撃を受けたのが、これから紹介するお話です。
それは、人が持っている脳の機能について。
知らず知らずのうちに悪い方に向かうようプログラミングをして、その通りの人生を歩んでいたのが分かったのです。
知ることに遅すぎることはありませんから、早いうちにぜひマスターしてください。
「うまくいかない・つまらない」が引き寄せられる秘密
人生がうまく言っていない時、あるいは劣等感を強く感じている時に頭の中をグルグル回っている独り言があります。
それは、
- どうして自分の人生はうまくいかないんだろう
- なぜ何をやってもダメなんだろう
といったセリフ。
昔から有名な書籍でも語られるように「思考は現実化する」のは決してオカルト的な現象ではありません。
人間の脳は、まるでGoogleやYahoo!といった検索エンジンに似た能力を持っています。
ですから、この場合は「だからうまくいかないんだよ」「こんな理由で君はダメなんだ」と、時間差で「検索結果」を返してくれるわけです。
それならば、解決方法はカンタン。
これを意識してください。
具体的な例文としては
- 〇〇を成功させるために必要なこと(行動)は何だろう
- どうすれば◻︎◻︎が実現するんだろう
といったものが挙げられます。
すると、ふとした時に「直感」というカタチで降りてくる時が来ます。
そうすればしめたもので、後は行動に移すだけです。
粘り強く取り組みましょう。
「うまくいっている状態」が何なのかをはっきりさせる
意外と盲点になるのが、自分自身の中で「うまくいっている状態」「成功体験」がどのようなものか分かっていないことです。
例えば、フェイスブックでバーベキュー、スノーボード、海外旅行など、友達が楽しそうにしている写真を見かけたとしましょう。
それでも、あなたにとってそれが幸せとは限りません。
引きこもってゲームをしているのが最高、という人だっていくらでもいます。
ですから、「検索エンジン」としての脳を味方につけるには、大前提として「うまくいっている状態」が何なのかをはっきりさせることが重要です。
あなたの「うまくいっている状態」を紙に書く
「うまくいっている状態」をはっきりさせる一番の方法は、紙に書くことです。
頭の中にあるだけの思考も、紙に書き出すことで「見える化」します。
いわば脳が「うまくいっている状態」に向かって自動追尾し始めることをぜひ体験してください。
質問・相談サイトに書き込みをして何と回答してほしいのかを想像する
「うまくいっている状態」をはっきりさせる方法として、別の視点から提案してみます。
それは、「質問・相談サイトに書き込みをして何と回答してほしいのかを想像する」ことです。
「人生がうまくいかない、何をやってもつまらない、どうすればいい? 」といった類の質問は、老若男女問わず、本当にたくさん書き込まれている内容です。
この手の質問に対しては、
- 相談者の置かれている状況に同情や共感の意思を示す回答
- 現実的に考えられる対応を順序立てて提案する回答
- 叱咤激励・とにかくエールを送る回答
- 上から目線で人生論を語る内容
- 哲学的視点・宗教的視点から「人生の意味」を語る回答
など、いくつかのパターンが見られます。
あなたなら、どんな内容を「ベストアンサー」にしますか?
ぜひ、それを自分自身で考えてみてください。
突き詰めていくと、それはオリジナルの行動指針となります。
人から言われたことと違い、結果に対して言い訳ができないのが苦しいところではあります。
しかし、これを泥臭く乗り越えていくと圧倒的な自信を持つことができますよ。
マインドを整えてうまくいくための行動に移す
「マインドを整えて」と緩い表現を用いたものの、実際には「あらゆる手段を使って意識改革を測る」ことが必要です。
人の体が取り入れた食事の栄養から成り立つように、人のマインドも取り入れたものから成り立っています。
具体的には、
- 接している人間関係
- 読んだ本・雑誌
- 普段流しているテレビ・YouTube
といった情報がそれにあたります。
本当に、それらが「うまくいっている状況」を生み出すために必要なのか、検討する余地があります。
周りの人が、あなたを揶揄する意味で「意識高い系かよ」と言ってきても、影響されるのはやめましょう。
むしろ、そのようなことを言う人からは距離を置くべきなのです。
潜在意識(無意識)の抵抗はあって当たり前と知る
いざ、「人生を変えるんだ! 」と意気込んでチャレンジをしようとしても、自分自身の声でブレーキをかけてしまった経験はありませんか?
代表的な内なる声として、
- 失敗したらどうするの?
- 今さらがんばって何になるの?
- 今までだってうまくいかなかったじゃない?
といった自虐的なもの、結果を心配するものです。
これば、決してあなただけのことではなく、ありがちなことといえます。
なぜなら、人間であれば持っている
「現状維持(変化を嫌う)機能」を発揮しているに過ぎないからです。
人が生きていくために狩りをしなければいけなかった時代、甘い見込みで臨むことは死を意味することでした。
できるだけ無理をしないよう、「勝てる戦い」だけをする必要があるあったのです。
その名残から、たとえ今がうまくいっておらず辛い状況だったとしても、あなたの潜在意識は変化を恐れています。
ブレーキをかけようとする言葉にも、「あぁ、現状維持を図る能力が発揮されているな」と、人ごとのように捉えてみましょう。
人生がうまくいくために不要な「完璧(理想)主義」「減点主義」
人生の悩みとして大半を占めるのは、仕事・お金・健康・人間関係の分野です。
- ひどい親の下で長年暮らしてきたから何をやってもダメ
- ブラック企業に入ってしまったのでお先真っ暗
と感じるのは、きっと本当なのでしょう。
しかし、「だから、人生のすべてがうまくいかない」と結論づけてしまうのは早すぎます。
「(マイナスの事項である)××だったからこそ、〇〇の分野で歯を食いしばって成功した」という人は驚くほどたくさんいます。
「完璧(理想)主義」や「減点主義」をぜひ封印し、今日をスタートとして世の中を見るのがおすすめです。
現実問題として、
- 仕事が楽しい
- お金に困らない生活ができる
- 健康に不安がまったくない
- 家族や友人知人に恵まれている
- 自分に自信がある
といった状態のすべてがかなっている人はごく稀でしょう。
そんな時は、ベストではなくベターを目指して一つ一つクリアしていきたいですね。
人生ゲームの過程を楽しむ
ここまで、前向きな内容を紹介してきました。
とはいえ、今度はマインドを継続するという難題があります。
例えば、著名人による講演会など「いい話を聴けた。前向きにやっていこう」と思える体験すら、翌日にはきれいさっぱり忘れていたりします。
そんな時に使える考え方は、
「人生をゲームと考えて、それをクリアする過程を楽しむ」というもの。
スーパーマリオのステージに敵キャラがまったく出てこないことはないですね。
ドラゴンクエスト(ドラクエ)は、「レベルを上げる」「船を手に入れる」などの過程こそが楽しく、物語の終盤は寂しさを覚えるものです。
これを少しでも意識できれば、人生の壁にぶつかった時 に「どうやってクリアしてやろうか」と前向きなマインドを維持することができます。
人生ゲームの裏ワザ・チートに期待しない
ゲームを例にした話題の続きとして、人は「裏ワザ」「チート」(以下「裏ワザ」)を求める傾向があります。
ゲームの中でも、情報をネットや攻略本から仕入れて試したことがある人もいるでしょう。
確かに、圧倒的にクリアがカンタンになる裏ワザは、使っていて気持ちの良いものです。
しかし、これはすぐに虚しくなるんですね。
裏ワザに頼るだけでは、
ゲームをクリアする過程を楽しむことができないためです。
すでに紹介した質問・相談サイトの例を見ても、書き込みをした人は何かの裏ワザを求めていているのかもしれません。
とはいえ、そんな裏ワザ、現実には幸か不幸か存在しないものです。
これを知っておくと、人が苦手とする努力や継続も前向きなものとして捉えることができるでしょう。
「うまくいっている状況」を実現すると決める(決断・覚悟)
「うまくいっている状況」を実現するために効果のあるメソッドをお伝えしてきました。
ただ、過程を楽しむことを意識していても「いつになったらうまくいくんだよ。結局ダメじゃないか。」という不信感や疑念が出てくることもあります。
そんなこともあって、「あと数メートル掘ればお宝に出会えるのに、直前で引き返してしまう」人が後を絶たないわけです。
そこでお宝と出会える人との境界線は
「決断しているかどうか」。
決断とは、文字通り「“決”めて、“断”つ」ことを意味します。
どんな壁にぶつかっても、必ず乗り越えることを決断し、覚悟を決めましょう。
課題(困難)は分割する・望む結果が出たら小さいものでも肯定し自信にする
高い目標を持つことは、成長のためには有益なものです。
しかし、時としてこの高い目標が苦しみの原因となることがあります。
それは、数値として仮に10のレベルの目標を立て、そのうち1〜2しか達成できず、挫折感を味わうことです。
これを解決する方法はいたってシンプル。
していくことです。
さらに、その過程でレベル1をクリアしたら、レベル2をクリアしたら…、と達成したことを肯定し、あなた自身をホメてあげましょう。
このことが、次のステップに進むエネルギーになります。
この繰り返しと積み重ねが、いつかレベル10に到達する近道です。
「人生がうまくいかない・つまらない」を克服する3つのヒント・まとめ
ここまで紹介した内容は、「ドン底から一瞬で抜け出す魔法」を期待していた人にとって、期待はずれのものだったかもしれません。
しかし、これは巷で出回る願望実現や目標達成のメソッドについて、現実として「使える」レベルまで落とし込んだものです。
とっつきやすい部分から取り入れてもらい、粘り強く前進することで、きっと「人生がうまくいっている」状態を実現することができます。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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