「自分に自信がない・仕事ができない」と苦しんでいるあなたに3つの提案+α
Check!!〜このような方におすすめします〜
- 自分に自信がなく、人と比較して落ち込むことが多い
- 自信があれば、堂々と主張や提案ができるのに、と思ってしまう
初めての環境や仕事、さらに「できる人」との比較をしてしまい、
- 自分に自信がない
- 仕事ができない(できそうにない)」
と苦しい思いをした経験はありませんか?
この「自信がない」マインドを成長の糧にするのは立派なことでも、「それが難しいから苦しいんだ」という反論もごもっとも。
それならば、少し回り道でもいいので「使える考え方」「着手できる行動」を知りたいものです。
今回は、仕事をする上での土台となる自信について
- 根拠のある自信
- 根拠のない自信
- そもそも…?
という3つの観点から提案していきます。
(※目次の項目をクリックすると、その箇所をすぐに読めます)
目次
根拠のある自信を持つためにハードルを下げる
(※このパートのまとめ動画です。)
根拠があるから自信が出てくるのか、自信があるから根拠が付いてくるのか、いわゆる「ニワトリと卵」のようなお話があります。
もし根拠があるから自信が出てくるのであれば、まずは根拠を作らなければいけません。
しかし、いきなり会社で「トップの実績」「誰もが認める社内改革」というのは難しいもの。
必要なのはハードルを下げて一つずつクリアしていくことです。
①大前提として、人との比較をしない・過去の自分との比較をする
会社の“できる人”や“エース社員”をライバル視して、自分を奮い立たせるのも一つの考え方でしょう。
もちろん、それがモチベーションになる人は大いに活用するのがおすすめです。
しかし、そもそも自分に自信がない状態では比較することによる自己嫌悪が関の山。
人との比較は、それが役に立つレベルになるまで封印しましょう。
比較するのであれば「過去の自分」一択です。
②小さな目標を立てる・やること(仕事)は分割する
人との比較を封印した上で行うのは
- 小さな目標を立てる
- やること(仕事)は分割する
という細分化です。
確かに、「高い壁を乗り越える」「分厚い壁を打ち破る」のはかっこいいことかもしれません。
しかし、自信がない状態でそんな壁の前に立ってしまうと、立ちすくんで何もできなくなってしまいます。
わざわざ物事を難しくすることはやめて、クリアできるレベルまで細かくしていきましょう。
③小さな目標を一つずつクリアする・「できたこと」に対し自分で自分をホメる
せっかく小さな目標を設定しても、「全部の目標をまとめてクリアしてやろう」と考えてしまうと、高い壁を前にした状態と変わりません。
今度は
ことを実行してください。
一般的に特殊な才能で活躍していると思われがちな“天才”と呼ばれる人たちも、このことを口にしています。
例えば、あのイチロー選手が「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています」と語ったのは有名なお話です。
ちなみに、その際ありがちなのが、自分のできること(できたこと)を過小評価することです。
客観的に見れば立派な成長でも、目標が小さいゆえに「大したことがない」と感じてしまうんですね。
それは、すでに紹介したように他人との比較がクセになっていたから。
ですからあなた自身の頑張りと成長について、少し大げさなくらい自分をホメることを習慣にしてください。
自分を信頼するために自分との約束を守る(①②③がうまくいく理由)
ここまでのステップが有効であることの証明をしていきます。
自信とは、文字通り「自分を信じる」ことです。
あなたは約束を守る人と約束を破る人、どちらを信じますか?
言うまでもなく約束を守る人ですよね。
その理屈が成り立つのであれば、
- 自分との約束を守ることで自分を信頼することができる
- 自信とは、文字通り「自分を信じる」ことである
- 「自分を信じる」ことで徐々に自信が付いてくる
ステップも成り立つイメージをしてみましょう。
ここでも、細分化の重要性が関わります。
すなわち大きな目標をドーンと立てたものの、その約束を破ってしまい自信を失うサイクルに覚えのある人も多いのではないでしょうか。
根拠のない自信を持つために一瞬でできること
学生時代から、なぜか分からないけれどいつも堂々として自信に満ちあふれている人がクラスに1人はいませんでしたか?
そのような人は、多くの場合において自己肯定感を勝手に満たすことができる環境で暮らしてきました。
すなわち、両親を筆頭に周りの人から肯定されるのが当たり前だったのです。
逆に、自己肯定感が満たされない環境として
- いつも否定される・何をやっても怒られる
- 優秀な兄弟・姉妹と比較される
といった所にいれば、「自信を持て」と言われても難しいですね。
ただ、ここであきらめてはもったいない。
大人の特権として
「自分で自分を再教育する」ことができます。
そのために、次のことを試してみてください。
堂々としている演技・自信のある演技をする
中学生・あるいは高校生の時にパッとしない人と見られても、それをガラッと変えることに成功する人がいました。
いわゆる「高校デビュー」「大学デビュー」です。
それならば、この社会人バージョンがあってもいいはず。
- 今まで選んでいた服やアクセサリーとは違うものを選ぶ(雰囲気・カラーなど)
- 動きや声の大きさをそれまでの1.2倍〜1.5倍くらいのオーバーアクションにする
など、堂々としている演技・自信のある演技をするのです。
初めはぎこちないものだとしても、徐々にそれが馴染んでくれば成功。
もはやオドオド・ビクビクとしたあなたは過去のものになります。
モデリングをしながら「なりたい自分」をイメージする
いきなり演技をするのが難しい場合、まずはモデリングをしながら「なりたい自分」をイメージすることが有効です。
よく言われる次のエピソードが、モデリングがいかに強力であるかを物語ります。それは矢沢永吉さん(永ちゃん)。
矢沢永吉さんは、まさに自信に足が生えて歩いているような存在です。
そんな矢沢永吉さんのライブに行った人は、帰りにみんながカリスマである“永ちゃん化”するそう。
ライブ会場付近でタクシーに乗った人は口調が永ちゃんになっており、タクシーの運転手さんは大変な思いをしているようです(笑)。
自信をつけるためにアーティストのライブに行くのが必須というわけではありません。
あなたがイメージする「なりたい自分」について、具体的に「この人! 」という見本がいる場合。
その人の
- DVDを見る
- YouTubeの動画を見る
など、定期的にその姿を目に焼き付けてください。
その上で日常の中でも、さもあなたがその人になったかのようにイメージをして振舞ってみましょう。
実在している人をモデリングしているので、抽象的に「自信を持って振る舞おう」と考えるよりも、なりきるのがカンタンです。
これを習慣化することであなた自身を良い意味で“洗脳”していくことができれば、自信のなかったあなたは過去のものになります。
「そもそも自信なんていらないのでは? 」の発想も“アリ”
「自信が先か? 根拠が先か? 」の議論から離れ、
というフィールドに行く方法もあります。
多くの人は「あなたの短所は何ですか? 」と聞かれれば答えることができます。
しかし、「あなたの長所は何ですか? 」と聞かれると答えに詰まってしまうのです。
自分の悪いところは分かる。
ただ、自分の良いところは分からない。
「自信を持って」「小さなことをクリアしていこう」といった言葉がまったく響かないようであれば、どんなメッセージに出会っても
- 綺麗事を言うな
- 結局、自分には当てはまらない
- どうせダメなんだ
という考えに戻ってしまうのです。
その理由は、あなたが短所ばかりの人間だからではありません。
自分の長所は自分にとって当たり前だから。
それが当たり前だからこそ「人に優しくできる」「何ごとも粘り強く取り組むことができる」といった長所なのです。
自信があろうがなかろうが、自然に長所を発揮して生活している。
そのような意味で言えば、もはや「自信なんていらない」のも一つの真実になってきませんか?
【朗報】「自分に自信がない・仕事ができない」と苦しんでいるあなただって、自信を持っている
ここからは+αの情報です。
もし、あなたが自信がなく苦しんでいると感じていても、あることでは自信を持っています。
それは、
- 私には自信がない
- 私は仕事ができない
という確固たる自信。
そんな自信を持ってしまった結果、
- 私は仕事ができず自信がない
- ダメな私でもできる仕事
- そんな仕事は大したことがない・誰でもできる
という確固たる三段論法が確立されてしまうこともあります。
ですから、今回紹介した何らかの方法でひっくり返してあげれば、逆にプラスの意味で確固たる自信を築くことができます。
「自分に自信がない・仕事ができない」と苦しんでいるあなたに3つの提案+α・まとめ
自分に自信がなくても、それを改善する方法あるいはそもそも改善する必要すらないことをお伝えしました。
最後にモデリングに関する有効性について『ダントツになりたいなら、「たったひとつの確実な技術」を教えよう』(広告)より以下の見出しと文章を引用して終わります。
【なりたい人のしぐさを真似る】
身振りや表情を使って、思考にインパクトを与えることができる。これもまた、パフォーマンスを向上させるツールだ。
あなたの好みに応じた方法で、上手くいくサイクルをぜひ確立してください。
今回の内容がそのヒントになれば幸いです。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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