【休まないことがエライの!? 】皆勤賞と会社勤めの関係は? 大雪にも台風にもマケズの社畜人生

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国家試験の勉強に挫折した“資格崩れ”から立ち直り、経理を筆頭に事務仕事を複数経験した男性。女性の多い職場で立ち回って(?)きました。仕事術・挫折からの復活・その他の分野について、複数のブログを運営中。

「働き方改革」「ブラック企業」といった話題で各種の議論が盛り上がっています。

それに関連して、学校では教職員の働き方や部活動との関係も見直す動きが出てきました。

 

さらに学校と会社勤めとの関係では“休むこと=悪”だと刷り込まれるという理由で「皆勤賞はなくすべき」との議論にも及んでいます。

 

わたしは、皆勤賞はなくすべきとの立場をとっています。

今回はその理由の考察。

台風が来ても出社、もしくは帰宅できないあなたならきっと頷いていただけるでしょう。

(※目次の項目をクリックすると、その箇所をすぐに読めます)

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皆勤賞の制度は有害・「休むこと=悪」との刷り込みは必ずある

皆勤賞は文字通り“賞”なのですから、いわば褒め称えられることです。

学校においては一日も休まずに出席することが要件となりますね。

 

仮に小中・高校で皆勤賞の制度に触れることになれば、10代の多感な時期に

「学校に行くことはエライ、(何があろうと)出続けることは素晴らしい」

と刷り込まれるわけです。

 

しかし、それは目的と手段についての混同をしばしば招きます。

すなわち、結果としての皆勤をねぎらうのではなく、“皆勤賞”を取ることが目的になってしまうこと。

特に小中学校における担任の教師がクラスに与える影響は大きく、クラス全員の皆勤賞を目指すばかりに体調不良の児童・生徒を学校に来させる話もあります。

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世の中の流れは多様性・「休まない」を誇るのは自分の中だけにしてくれ

この主張には反論もあります。

 

すなわち

「勉強や運動ができなくても讃えられる機会があってしかるべき」

といったものです。

 

しかし、賞というものは相対的なもの。

表彰されない人と比較して受賞した人がエライとなるわけですね。

ですから、健康上どうしても皆勤は難しいといった個々の先天的な事情により差がつけられるのは不合理。

さらに、先ほどの「クラス全員皆勤賞」の例のように、個人の健康より担任の教師によって悲劇的な“同調圧力”がかけられた例すらあります。

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大雪でも台風でも“出社”が優先される社会

不合理な風習は、学校を卒業しても続きます。

特に首都圏の鉄道は大雪や台風に弱く、年に何度も被害が出ています。

そもそもこのような状況では安全が確保できません。

 

それにもかかわらず
日本の社会ではとにかく“出社”が優先されます。

 

ひどい場合は、このようなことも。

  • 夕方以降天候が荒れるのが事前に分かっているにもかかわらず、とりあえず出社させる
  • 午後になって電車に影響が出始めてから帰宅指示
  • あちこちの会社で同じことをするため、駅のホームに人があふれる
  • 帰宅難民の続出

東日本大地震以降、帰宅の指示が出るだけマシになりましたが、相変わらず不合理なことは同じです。

出社優先の構造は、学校で起きていた「クラス全員皆勤賞」と全く同じと言わざるを得ません。

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皆勤賞と会社勤めの関係・まとめ

皆勤賞と会社勤めの関係について考察してきました。

有給や育休明けの人が申し訳なさそうに謝るのが慣例の日本社会。

 

この根深い「休むこと=悪」に対する意識は、できるところから時間をかけて変えていくしかありません。

 

その第一歩として、すべての学校における皆勤賞の撤廃は現実になってほしい。

そんな願いを込めた文章があなたにとって響くものであれば幸いです。

それではまた別の記事でお会いしましょう。

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