【随時店舗の更新】居酒屋の全席禁煙化を全面的に支持する!

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国家試験の勉強に挫折した“資格崩れ”から立ち直り、経理を筆頭に事務仕事を複数経験した男性。女性の多い職場で立ち回って(?)きました。仕事術・挫折からの復活・その他の分野について、複数のブログを運営中。

串カツ田中の全席禁煙化というニュースが話題になりました。

飲食店に関しての喫煙に関する“前進”は、せいぜい「分煙」や「昼食時間帯の禁煙化」がせいぜいでした。

しかし、今回の話題は一部の店舗を除いて全席禁煙です。

しかも、居酒屋という元々は“喫煙天国”ともいえるような環境。

このニュースが話題になった日の株価が10パーセント近く上昇したことに現れたように、市場にも好意的に受け止められています。

ツイッターでは、著名人も相次いでこの話題に触れました。

今後の期待も込めて、居酒屋の禁煙化について触れていきます。

吸わない人にとってタバコはどれだけ嫌なものかのか?

非喫煙者が「料理の質と関係なく喫煙可の環境だけで店を避けることがあり得るのか? 」です。

 

答えを言いましょう。

「あり得るどころか、もっとも重要な要件です」

どんなにどんなにどんなに料理が美味しくて料金も納得できるお店でも、もはやタバコの臭いがセットになると「すべて台無し」。

 

「すべて」です。

そのくらいタバコを吸わない人にとってタバコの悪臭は耐え難いものなのです。

 

「そもそも分煙のお店に行けばいいじゃない? 」

 

そんなことは百も承知です。

全席禁煙可のお店なんて入りません。

しかし、世の中の“分煙”はまだまだ甘い。

ただ席を分けているだけ、パーテーションのようなもので仕切っているだけ、時間帯指定でごまかしているだけのお店はゴマンとあります。

たとえ姿が見えなくても、少し先でタバコを吸っている人がいれば、副流煙が流れてきたのは100パーセント分かります。

そのくらい強烈なのです。

 

「だったら完全禁煙のお店だけ行けばいいじゃない? 」

 

どれだけ非喫煙者の選択肢を狭めればいいのでしょう?

それを探す負担だけを一方的に押し付け、自分はやりたい放題。

おぞましいです。

しかも、会社の飲み会など選択肢のない環境があることはまったく無視した意見。

 

例えば、上司が喫煙をする人だったとして「わたしはタバコが嫌いなので目の前で吸わないでください」と面と向かって言えますか?

 

できないですよね。

残念ながら、政府やタバコ会社はあまりにもこの問題に無頓着。

それなら、民間で意識を変えていくしかありません。

居酒屋チェーン店で禁煙化することによるメリット

企業イメージの圧倒的な向上と新規顧客の獲得

全席禁煙化に伴う企業イメージの向上は、“先行者利益”を伴います。

すなわち、早ければ早いほど「一歩進んだ企業」として評価され、それは遅れれば遅れるほど効果が薄くなります。

代表的なところに、ハンバーガーチェーン店があります。

かつて、マクドナルドは度重なる不祥事やマーケットへの対応が遅れたことにより経営不振に陥りました。

その後、禁煙化に取り組むことを筆頭に各種の施策を打った結果、業績の回復を果たした経緯があります。

一方、モスバーガーは各種の対応が遅れ、全店で喫煙できる環境もありマクドナルドに遅れをとることになります。

禁煙化の重要性に気づいたのか、ようやく重い腰を上げ、順次全店で禁煙化にする方針となりました。

しかし、ここでの反応は「やっと全席禁煙にするんだ」です。

やらないよりはマシですが、企業イメージの向上とはなりません。

一方まだまだ喫煙できるのか当たり前の業態である居酒屋であれば、しばらくは企業イメージの向上が期待できます。

タバコを吸わない人が来て、タバコをする人が去り顧客層の改善を図ることができる

現代社会において、マンガやドラマの小道具にタバコを使う時は「登場人物のガラの悪さを演出する場面」のみとなりました。

そのくらい喫煙者は傍若無人に振る舞ってきたのです。

某大手スーパーの接客をしている友人は「タバコを買いに来る人はいつもイライラしている。売り場からタバコをなくしてほしい」と切に訴えていました。

理不尽なクレームが多くなれば、アルバイトやパート社員の退職原因にもなり、お店にとっても損失です。

もし喫煙者が店に来なくなったとしても、これまではタバコを理由に来なかった人が店に足を運んでくれれば、顧客層が改善されます。

アルバイトやパート社員の確保と定着

顧客層の改善で触れたように、お店で働く人を無用なストレスにさらすのは、働く人の定着を妨げる愚行。

その理由は以下のものです。

  • 働く人に対して副流煙の害を強要
  • 働く人を理不尽なクレームにさらす

ただでさえ人手不足が叫ばれる昨今。

せめて環境を整えてあげるのは、雇う側ができる最低限の気配りです。

回転率の向上・客単価の改善

居酒屋はお客さんが料理とお酒を注文することで売り上げを伸ばします。

こんな当たり前のことでもタバコを吸う人を相手にすれば当たり前ではなくなります。

すなわち、タバコを吸っていることで居座ることができるのですから、回転率が悪くなります。

代わりに料理とお酒を注文する人がお店に来てくれれば客単価が上昇するのは明らかです。

随時全席禁煙化した居酒屋チェーンをご紹介

ということで、居酒屋チェーンの禁煙化についての話題でした。

今後、追随するお店が出てくれば、随時追記していく予定です。

タバコを吸わない人はできるだけこのようなお店を利用するなど、応援をしてきましょう。

それではまた別の記事でお会いしましょう。

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