上司からの無茶振りに困った時の対処法
上司からの無茶振りは、仕事のストレスを増やす原因の1つです。
しかし、我慢するだけではなく拒否するだけでも対応が難しい現実もあります。
そこで、今回は上司からの無茶振りに困った時に取り組むべき対処法について考えていきましょう。
(※目次の項目をクリックすると、その箇所をすぐに読めます)
目次
上司からの無茶振りが発生してしまう理由
上司からの無茶振りには、いくつかの理由が考えられます。
会社の体質として常に発生してしまう
会社の方針や文化、組織体制が、上司からの無茶振りを誘発してしまう場合があります。
例えば、プロジェクトの期限が短く設定されていたり、人員不足で作業量が多かったりする場合、上司が無理な指示を出してしまうことがあります。
上司の無理解により発生してしまう
上司が自分の業務だけに集中し、部下の負担や事情を理解せず、無茶な要求を出すこともあります。
また、部下のスキルや経験に関する情報を把握していないため、無理な指示を出してしまうことも考えられます。
仕事ができる上司であるがために発生してしまう
上司自身が、仕事ができる人である場合。
「このくらいできて当たり前」の基準が高くなりがちです。
そうなると、上司は普通に仕事を振ったつもりであっても、部下の立場では無茶振りになってしまうわけです。
上司からの無茶振りへの対処法
上司からの無茶振りに対して、何らかの対応をする必要があります。
そこで、以下の方法を試してみましょう。
無茶振りに真っ向勝負で解決する
ここでの“真っ向勝負”とは、無茶振りに対して本気で取り組み、最初は無茶振りだった内容をそうでなくなるよう頑張ることです。
具体的には、以下の方法で劇的に仕事関連の改善や効率化を進めることで実現の可能性が高まります。
- 時間があれば自分一人で解決したくなることでも、周りの人を巻き込んで当事者にする
- 「過去やっていたから」続けていることの必要性を“ゼロベース”で見直して不要なことは大胆にカットする
割り切って無茶振りを断る
上司からの無茶振りに対して、割り切って断るという選択肢もあります。
ただし、断り方によっては上司との信頼関係が損なわれてしまうこともあるので、注意が必要です。
断り方としては、理由を説明してから、現状では対応できない旨を伝えるという方法が効果的です。
上司と交渉し現実的な仕事レベルに持っていく
上司と交渉して、現実的な仕事レベルに持っていくという方法もあります。
上司は誰がどのような業務に関わってどの程度の負担を負っているか知らないこともあるため、状況を共有することが第一歩。
その上で、例えば「新規の仕事は行うが、代わりに今持っている〇〇の業務は他の人に引き取ってもらう」など、主張するべき点は伝える必要があります。
上司と交渉し現実的な仕事レベルに持っていく視点
無茶振りを受けた場合、まずは上司と話し合い、現実的な仕事レベルに持っていくことが重要です。
無茶振りが続けば、そのままでは体調を崩してしまったり、仕事の品質が低下してしまう恐れがあります。
このため、上司とのコミュニケーションを大切にして、現実的な状況に合わせて仕事を進めるようにしましょう。
仕事の優先順位を明示してもらう
上司からの無茶振りに困った場合、まずは上司とコミュニケーションをとり、仕事の優先順位を明示してもらうことが重要です。
仕事の緊急度や重要度を把握することで、仕事の優先順位を判断し、適切に処理することができます。
仕事の優先順位が明確になれば、無茶振りに対するストレスも減ります。
仕事の何が無茶振りになっているかを提示する
上司からの無茶振りに困った場合、具体的に何が無茶振りになっているかを提示することが重要です。
上司が無茶をしていることに気づいていない場合もあります。
具体的にどのような作業が無茶振りなのかを伝えることで、上司もその重要性を理解し、改善策を考えることができます。
パワハラまがいの無茶振りに対抗する
上司からの無茶振りがパワハラまがいのものである場合、まずは人事部や労働組合に相談することが大切です。
また、証拠を集めることも重要です。
無茶振りをする上司からのメールや、無茶振りに関する記録を残すことで、証拠を揃えることができます。
そして、労働基準法や労働契約書に基づいて、適切な対処を行いましょう。
上司からの無茶振りに困った時の対処法・まとめ
まとめ
●上司からの無茶振りが発生してしまう理由
- 会社の体質として常に発生してしまう
- 上司の無理解により発生してしまう
- 仕事ができる上司であるがために発生してしまう
●上司からの無茶振りへの対処法
- 無茶振りに真っ向勝負で解決する
- 割り切って無茶振りを断る
- 上司と交渉し現実的な仕事レベルに持っていく
●上司と交渉し現実的な仕事レベルに持っていく視点
- 仕事の優先順位を明示してもらう
- 仕事の何が無茶振りになっているかを提示する
- パワハラまがいの無茶振りに対抗する
上司からの無茶振りに対して、我慢するか別の対応をするか一通り紹介しました。
いずれにせよ、まずは「我慢するしか対処法はない」認識から逃れるのが第一歩です。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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