定時に帰るために今日からできること【罪悪感は不要です】
近年の働き方改革やワークライフバランスの考え方が浸透するにつれて、定時に帰ることが普通である働き方が増えてきました。
一方で相変わらず定時に帰ることができない会社、帰ることに抵抗がある会社も存在します。
定時に帰るための方法を
- 理想編(記事前半)
- 妥協案編(記事後半)
の考え方を交えてお伝えします。
あなたの置かれた状況に応じて、できそうなことから試してみてください。
(※目次の項目をクリックすると、その箇所をすぐに読めます)
目次
定時に帰るのは「悪いことではない」
大前提として
定時に帰るのは「悪いことではない」と
知っておきましょう。
特に新卒入社の会社がブラック企業の場合、知らないうちに“洗脳”されている可能性があります。
そもそも就業時間の定めがあり、その終わりまで働いているのですから、帰ることに文句を言われる筋合いはないのです。
仕事(業務)量と人員のバランスが悪いのは会社・上司の責任
それでも定時に帰ることができない要因の多くは会社と上司にあります。
人は「24時間働くことができるロボット」ではありません。
それにも拘らず、まるで休憩など不要かのごとく仕事を大量に割り振る上司が存在します。
当然このような仕事量では残業せざるを得なくなるでしょう。
この責任は残業をしている本人に責任があるのでしょうか?
いいえ、繰り返しますが仕事を割り振る会社と上司の責任です。
時代の流れとワークライフバランスを無視した会社は淘汰されるべき
近年ようやく仕事一辺倒の働き方を見直す
- ワークライフバランス
- 生産性改革
のような話題を見聞きするようになりました。
これは「少子高齢化」「人口減少社会」における“必須事項”。
「やりたい会社がやればいい」考え方ではありません。
ですから組織の不効率を働く人の激務でカバーするような会社は淘汰されるべきです。
人にはそれぞれの事情がある・働き方を選ぶ時代になった
かつての日本企業は「正社員として定年まで働く男性」を中心に成り立っていました。
一方で現代社会は
- 男女を問わず
- 様々なキャリアを辿った人が
- それぞれのライフステージで働き方を選択する
時代に移行している真っ只中といえます。
長時間労働と残業は昔ながらの慣習。
これが強制されているようでは「人それぞれの働き方」を実現することなどできないでしょう。
定時に帰るためにできること・早く帰る方法【理想編】
定時に帰るために、まずはマインドを変えてから実際の行動に移します。
そのプロセスを見ていきましょう。
理由付けをして「定時に帰る」と決める
何か予定がある日は
- いつも以上に段取りを綿密に決め
- 就業時間内は集中し
- 今日必ず終わらせる必要がある業務を優先順位を決めて進める
ことができます。
これは、何よりも「定時に帰ると決めたから」。
毎日気が張りすぎるのは疲れるものの、まずは週に一度からでも試してみる価値があります。
「定時に帰る」「早く帰る」キャラになる
定時に帰ることができる状態にも拘らず、周りの目が気になる。
そんな気持ちも分かります。
しかし、どこかで乗り越えないと付き合い残業で何年も浪費する危険も。
そのためには
- 定時に帰るキャラ
- 早く帰るキャラ
になってしまうのが近道。
飲み会を何度も断っていると次第に誘われなくなるのと同様に、周りを“諦めさせる”のがポイントです。
業務の効率化を進めて生産性を高める
人の頑張りに頼らず、業務の効率性を高めることで時短を図ることができます。
定時に帰ることができない会社の特徴
このように、定時に帰るマインドを整え行動しようとすると、高い確率で“抵抗勢力”が立ちはだかります。
そんな定時に帰ることができない会社の特徴です。
定時に帰るのが“悪いこと”で、その考え方が全社に蔓延している
誰がそうしたのか、定時に帰るのが“悪いこと”で、さらに全社に蔓延していることがあります。
そんな環境では定時などあってないようなもの。
定時から1時間くらいしてようやくチラホラ早い人が帰り始める、といった風土ができていたりも。
早く帰ると暇と見られる・さらに仕事が割り振られる
それでも「何となく早く帰るのは気が引ける」レベルならマシな環境かもしれません。
なぜなら
- 早く帰ると暇と見られる
- さらに多くの仕事が割り振られる
こともあるからです。
残業をする人・長時間労働をする人が評価される
「不効率な働き方が高評価につながる」ようになると、いよいよ末期症状の様相を呈してきます。
すなわち高い評価を得るために
- できるだけ残業をする
- 長時間労働や休日出勤も抵抗なくこなす
- 有給休暇(有給)はできるだけ取得しない
ことが必要になる環境です。
定時に帰ることができない会社で働きたくない場合は?【妥協案】
ここまで理想について紹介し、それに対して抵抗される状況についての内容をお伝えしました。
では、現実的にどこまで対応していくか【妥協案】を考えていきましょう。
目立ちすぎない程度に残業をする
早く帰ることに対する周りの目が厳しく、それがどうしても気になる場合。
ある程度様子を見ながら残業をするのも生存戦略としてあり得ます。
具体的には
- 定時後もしばらく会社に残る
- 部署で一番早く帰るのを避ける
ような行為です。
残業する日は副業(複業)準備で時間をつぶす
付き合い残業をする日も、その時間を会社のためではなくあなた自身のために使うことができます。
大っぴらに会社のパソコンを使うことはさすがにリスクが伴うので、そこはうまく立ち回ってください。
定時で帰ることが評価される会社に転職する
様々な方法を使い、できるだけ目立たないレベルで残業をしつつも、何とか早めに帰ることをお伝えしました。
しかし、そのためにあなたの神経をすり減らすのはバカバカしいことでもあります。
「こんな生活があと何年も続くのには耐えられない」と感じるのであれば、環境を変えるしかありません。
今の会社にいながら転職活動をすることはできます。
それに伴って、今よりも「どうせ辞める会社だし」「今日は面接の予定があるし」と、堂々と早く帰るマインドになります。
その結果
- 別に辞めるほど酷い会社でもないな
- やっぱり転職して環境を変えないと
など様々な思いが交錯します。
一番しっくりくる思いに従って、今後の身の振り方を検討してみてください。
定時に帰るために今日からできること・まとめ
準備中