「転職するなんてもったいない」の意味と向き合い方
「転職をする」「今の専門職からまったく別の仕事に変える」ことを人に伝えると「もったいない」という反応が返ってくることがあります。
特に
- 有名企業に勤めている
- 公務員の職に就いている
- 難関資格を有しての仕事をしている
といった背景があればなおさら。
場合によっては「代わってくれ」くらいのことを言われた人もいるでしょう。
確固たる意思決定ができている場合を除き、迷いが生じたりモヤモヤすることもあるかもしれません。
そんな時、「転職するなんてもったいない」の意味と向き合い方を知っておくと、次のステージに自信を持って進むことができます。
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目次
なぜ「転職するなんてもったいない」と言われるのか?
そもそも、他人のやることに対して「転職するなんてもったいない」などと口を挟むのはなぜでしょうか。
それは
仕事(会社勤め)に対する考え方の違い
が理由です。
給料が良いかor仕事環境が良いか
一般論として、大きな責任を伴う仕事には相応の対価が支払われます。
すなわち「給料がいい」状態です。
ただ、長時間労働の環境であったり、強いストレスにさらされることを引き換えに成り立っていることも多々あります。
あるいは、完全な成果主義の仕事であれば足の引っ張り合いがあっても不思議ではありません。
そんな中、給料は下がっても
- 人間関係がうまくいっている(ギスギスしていない)
- 職場環境が良好
- 長時間労働ではない
- 転勤がない
といったお金以外の分野を重視する人も昔に比べて増えてきました。
「お金こそ仕事をやる目的だ」という価値観を持っている人からすれば、給料が下がる決断は理解できないものです。
「せっかく高給取りなのに、もったいない」と考えるのはある意味自然なことといえます。
大手企業(公務員)orベンチャー企業(独立)
有名企業に勤めていたり公務員の職に就いていれば、一般的に「安定した身分」と言われます。
よほどのことがなければクビになることもなく、一定以上の給料が毎月振り込まれます。
ただ、いわゆる「組織の歯車」になることもあり、退屈に感じることや生きがい(やりがい)を見失うこともあります。
そんな時、たとえ安定はしていなくてもベンチャー企業に転職をしたり独立をする決断をすることがあります。
長く勤め人として働いていれば、このようなキャリアを無謀なものと考え、「せっかくの身分なのに、もったいない」と口にするわけです。
「転職するなんてもったいない」を自問自答し納得感のあるキャリアを
ここでは、大事になる考え方を理解した上で、キャリアをどうするか自ら決断することです。
具体的な内容を見ていきましょう。
仕事(会社勤め)に対する考え方は人それぞれ
「転職するなんてもったいない」と考えるのは、あくまでも発言者の考え方です。
とはいえ、
- 子供の頃から親や教師の考え方に影響を受けることが多かった人
- 友人関係の中で「空気を読む」ことを第一に考えてきた人
にとっては、否定されたように感じて自信を失うことがあります。
しかし、必要なのは
「あなたにとって納得感のある決断をする」こと。
極端な話、死ぬ間際に「あの時決断をしておけば」と恨んでも、もったいないと言ってきた人を含めて誰も責任など取らないのです。
「転職するor今の会社に残る」のメリット・デメリットを書き出して見直す
頭の中だけで「今やりたいことをやった方がいいのか」「転職するのはもったいないことなのか」といったことを考えていても、堂々巡りで苦しくなるばかりです。
そんなあやふやな気持ちを整理するには、紙に書き出すことがおすすめです。
具体的には、「転職する・キャリアチェンジすることのメリット・デメリット書き出す」ことをしましょう。
余裕があれば、「今の会社に残ることのメリット・デメリットを書き出す」ことで見えてくることがあります。
すなわち、多くの場合は両者のメリットとデメリットは反対に出てくるはずです。
まったく新しい挑戦であれば、
- 転職するメリット:やりがいと納得感が得られる
- 転職するデメリット:今保有している資格を活用することがなくなる
といったことが例として挙げられます。
逆から見ることで思わぬ視点を発見する可能性がありますので、試してみてください。
その上で、本当の気持ちがどこにあるのかを探ってみましょう。
「転職するなんてもったいない」の意味と向き合い方・まとめ
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