【退職】会社を辞めると言い出せない時に知っておきたい考え方と最終手段
かつての「新卒入社の会社で定年まで勤め上げる」文化は下火になったものの、会社を辞めることはそれなりの決断です。
さらに、実際に上司に切り出すのには抵抗があり、先延ばしになることがあります。
そんな会社を辞めると言い出せない時に、どんな理由と心境によるものか? そんな時の対処法は? という観点から大切なことをお伝えしていきます。
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目次
会社を辞めると言い出せない3つの理由(プラスα)
まず、会社を辞めると言い出せない理由から見ていきましょう。
全体的に自分のことより周りの反応を気にしていると起こりやすいので、その視点で読み進めてもらうと分かりやすいはずです。
人手不足や迷惑について考えてしまう
まずは、今の職場環境で自分が辞めたらどうなるかをイメージしてしまう場合です。
近年、人手不足倒産というフレーズが話題になるほど人員が不足している会社が多くあります。
そこまではいかなくても、常にギリギリのマンパワーで日々を乗り切っている職場はたくさんあるでしょう。
そんな中、今あなた一人分の労働力を誰かが代わりにこなせるとは思えず、「みんな苦しいし、自分だけ辞めるなんて」と会社に残ることがあります。
上司に言うのが怖い・引き止めに対応するのが面倒
「会社を辞めます」のセリフを伝えるのは怖いものです。
タイミングや切り出し方の点で、学生時代のアルバイトとは多少重みが違います。
さらに、その次に出てくると予想されるのが上司による引き止め行為。
辞めるの一点張りで臨めない優しい( ? )人にとって、まともに対応すればするほど辞めにくくなってしまう怖れすらあります。
家族の反対がある(ありそう)
家族の反対は、身近な人であるがゆえに強烈なものになることが多いです。
特に、結婚している人が年収ダウンの決断をすれば、配偶者からの抵抗があるのは容易に想像ができます。
また、独身者であっても家族(両親)と同居している場合。
昔ながらの価値観を持つ人であったら大変です。
この世の終わりのようなリアクションをされてしまうと、心配がそうさせると分かっていてもイヤになってしまいますね。
(プラスα)何かを自発的に辞めることに慣れていない
プラスαとして、日本人にありがちな根本的な理由をお伝えしておきましょう。
それは「何かを自発的に辞めることに慣れていない」こと。
なぜそうなってしまうのかは子供の頃から学生時代までの刷り込みにあります。
具体的な内容として
- 小中高など、「時期が来れば卒業」というカタチでしか“次”に行ったことがない
- 部活や習い事は、最後までやり遂げることが美徳とされてきた
- 苦しい時にその環境から離れることを“逃げ”としてネガティブに扱われた
といった項目が挙げられます。
さらに、意外な盲点として「皆勤賞」の制度も無意識の刷り込みに一役買っているといえるでしょう。
その結果、大人になってから急に自発的に会社を辞めるのにも抵抗が生じてしまうのです。
円満に会社を辞めるためのポイント
ここまで会社をまた辞めると言い出せない理由を紹介していました。
裏を返せば、これらの理由を潰していけば最大の関門を突破することができるわけですね。
ということで、会社を辞める旨を伝え、円満に退職するためのポイントを見ていきましょう。
責任の所在を明らかにして、できこと(だけ)をやる
まず、あなたが負っている責任について考えてみましょう。
会社を辞めると言い出せない理由の筆頭に挙げた人手不足。
結論から言って、人手不足の責任は会社を辞める人にはありません。
会社は組織として活動しており、人員体制を整える責任は上層部にあります。
もっと言えば、社員が一人辞めるだけで傾くような組織では、会社としての意味を持っていないのです。
同様の理由で、他の社員から迷惑に思われても知ったことではありません。
そんなことを言い出したら、お互いがお互いの人質になり、誰も辞めることができないままズルズルと時間だけが過ぎていく最悪の事態になってしまいます。
会社を辞める理由を今一度見直す
会社に対する不満を辞める理由として伝えた場合、「それなら、その部分を改善するから残ってくれ」といったニュアンスで引き止めに合うことがあります。
実行に移してもらえるかは別として、「それなら辞める理由がなくなるはず」という上司の考えにも一理あったりします。
ですから、会社を辞める理由として
- 「それなら仕方ないな」と思わせる理由
- 自分を主体(主語)にした前向きな理由
- くつがえる可能性のない理由
を伝えるのがおすすめです。
これらの要素がまったくなく理由を取り繕うことすらできない場合、今一度辞める(辞めたい)理由を見つめ直す必要が出てくるでしょう。
自分の人生とキャリアについて考える
よほど短いサイクルで転職を繰り返す人でない限り、会社を辞める旨を伝える機会は少ないものになります。
ある意味貴重なこの機会、自分の人生とキャリアについて考えるのも有益です。
真剣に向き合った結果、やはり会社を辞める必要があるのなら、「会社を辞める」と言い出せない期間がいかにムダな時間であるか認識できるでしょう。
(+α)何かを自発的に辞めることに慣れよう
子供の頃から学生時代まで、何かを自発的に辞めることに慣れていないのは、既にお伝えしている通りです。
とはいえ、慣れていないのならこれから慣れるしかありません。
まずは慣れていないことを認識し、新しいチャレンジとして辞めることを伝えてみてください。
それでも辞めるのが難しいのなら退職代行という最終手段を行使
ここまでの内容を踏まえてもなお会社を辞めることができない場合、最終手段も検討する必要があるでしょう。
それは、近年一気に知名度を上げた「退職代行」のサービスを利用することです。
お金を払うことと天秤にかけ、人生のために必要であれば是非利用してください。
本来「会社を辞めることができない」のはあり得ないが…
会社と社員は雇用契約によって結びつきがあります。
その契約解消について、一方が認めないからダメということはありません。
すなわち、本来「会社を辞めることができない」ことはあり得ないのです。
とはいえ、人によっては
- 「引き止めが脅迫や恫喝まがい」でやり込められてしまう
- 辞めると言いだすことがあまりにも苦痛
など、それぞれの事情もあるでしょう。
そのような事態に対し、会社を辞める人の味方になるのが「退職代行」をする会社です。
確実に辞めるために「弁護士法人みやびの退職代行」サービスを紹介
数ある退職代行サービスの中でも、ここでは「弁護士法人みやびの退職代行」(広告)を紹介します。
詳しいサービス内容はリンク先から見ていただくとして、特筆すべきは
- 弁護士による法律的な対処が可能である
- 二度と上司に会わずに退職できる
- 未払い賃金の請求など金銭的に泣き寝入りせず納得感があること
などのメリットがあること。
当然ながら、これ以上恫喝まがいの引き止めや嫌がらせを受けることなく“次”に行くことができます。
ボランティアではありませんから「弁護士法人みやびの退職代行」(広告)サービスの利用にあたり対価は必要です。
昔ながらの価値観を持ち出して「退職するのにお金を払うなんて」と言う人もいるでしょう。
しかし、現実として苦しんでいる人の考えが最も重視されるべきなのは言うまでもありません。
- 対価を支払って「弁護士法人みやびの退職代行」(広告)サービスを利用すること
- 今すぐ会社を辞めること
を天秤にかけ、メリットが上回るようであれば躊躇なく申し込みましょう。
あなたは絶対悪くない
退職代行の会社を利用する(した)ことで、もしかすると罪悪感を持ったり会社で何を言われているか気になることがあるかもしれません。
しかし、社員に対して退職代行のサービスを利用させるほど追い詰めた会社側(上司)が一番悪いのは明白。
あなたの人生が良くなることを最優先し、人の目など隅に追いやってください。
会社を辞めると言い出せない時に知っておきたい考え方と最終手段・まとめ
会社を辞めることを言いだすことは、一見簡単そうで意外と難しいものです。
今回は、その理由と対処法さらには最終手段としての退職代行サービスについてお伝えしました。
繰り返しになりますが、最優先するのはあなた自身の人生です。
変な感情に支配され、会社に鎖でつながれたままズルズル時間ばかりが過ぎる状態は何としても回避してください。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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