ユニクロ時価評価世界一・ファッションの考え方と購買層を考える
2021年2月、ユニクロを展開するファーストリテイリングがアパレルにおける会社の時価評価世界一であると報じられました。
注目度の高い会社ですから、SNSにおいて多くの人が言及しています。
そんなユニクロについて、その購買層と今後について考察していきましょう。
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目次
ユニクロ時価評価世界一を支える購買層
ユニクロがアパレルにおける時価評価世界一になった背景には、当然それを支える購買層の存在があります。
それはどのような人たちなのでしょうか。
ファッションに興味はないがダサいと思われたくはない
オーソドックスなイメージとして、ファッションに興味はないがダサいと思われたくはない層が挙げられます。
ですから、「ユニクロを買っておけば一応は安心」のブランドの影響力が大きくなります。
人と同じものを着ることにはなっても、そもそも服自体にあまり強烈な個性はないのですから、気になることもありません。
ファッションに興味はあるが“カースト最上位層”の店員は怖い
最低限人並み、あるいはオシャレに見られたい人がいます。
ただ、いかにもなオシャレでキラキラしたお店は怖い、と感じる人は服選びが難しくなるでしょう。
この手のお店の店員さんは、“スクールカースト最上位層のリア充”にしか見えません。
笑顔で接客していても「お前は場違いなんだよ」と、本心はどうあれ思われていそうなのが嫌なんですね。
そうなると、普段はユニクロを利用し、時々勇気を持ってオシャレな店に突撃するといった服の買い方をすることになります。
そんな生活をしていると、人によってはユニクロばかりになることもあるでしょう。
接客されると逃げたくなる層に優しいユニクロ
定期的にSNSで話題になるアパレル接客に関する“あるある”。
当てはまる人が多く共感を呼びやすいのは「接客されると逃げたくなる」でしょう。
これを原因として、なかなかオシャレなアパレルブランドのお店に行くのが面倒になりがちです。
そんな層に対しても優しいのがユニクロです。
お客の側から声をかけない限り、自由に店内を見て回ることができます。
もちろん、つきまとわれるような接客をされることもありません。
多くのアパレルブランドがなぜ不評な接客スタイルを続けているのかはともかく、ユニクロは気軽に足を運べるお店なのは間違いありません。
ユニクロは高い? 中高年向き?
かつては若者が着るリーズナブルな服の代表格だったユニクロ。
しかし、今はその傾向が変わってきているようです。
SNSにおいて、「ユニクロは高い」「ユニクロは中高年向けのイメージ」の書き込みが見られます。
確かに、フリースがアパレル業界を席巻したのはかなり前のこと。
そこで買い物をしてきた人は、既に中年層に差し掛かっており、若年層の言葉も分かります。
今後もユニクロに関する報道は続くでしょうから、それらを興味を持って見守っていきたいところです。
まとめユニクロがアパレルにおける時価評価世界一になったことを支える購買層について考察してきました。
凋落が激しい高価格帯のアパレルブランドは、なぜこのようなことになっているのか。
コロナのせいばかりにするのではなく、業界の方たちはきちんと向き合う必要があるでしょう。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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