【バレンタインデー終了のお知らせ】会社内「バレンタインチョコ禁止令」のメリット
毎年2月のイベントであるバレンタインデーについて、どう感じていますか?
学生時代であればウキウキ・ソワソワ、一喜一憂した経験を持っている人も多いでしょう。
ただ、このバレンタインデーも職場となると様相が変わってきます。
毎年のように話題になる「職場での義理チョコ」問題について、「義理チョコ禁止令」の出た会社で働いた経験からそのメリットを考察していきます。
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目次
「日本は、義理チョコをやめよう」GODIVAの新聞広告
「日本は、義理チョコをやめよう」というメッセージを掲げたGODIVA(ゴディバ)の新聞広告が2018年に話題となりました。
Godivaの新聞広告。本日掲載です。大胆な提案を採用してくれたクライアントさんに感謝します。
CD+AD: 原野守弘 @I_am_Mori / C: 岡本欣也 @okakinoffice / D: 佐々木大輔 + T.H. / Agency: 株式会社もり pic.twitter.com/J3yuZQwLyj
— 原野守弘 | Morihiro Harano (@I_am_Mori) February 1, 2018
これまで職場の男女が抱えていたモヤモヤを、チョコの売り手が文章にしたことで大きく取り上げられることに。
各種SNSでも言及する人が多く、関心の大きさが伺えます。
職場の義理チョコが女性に与える負担
まず、一番の当事者といえる女性の立場から。
義理チョコ文化があるだけで、その先は個々の判断が入ってくるため、何かと面倒なことが起こっています。
バレンタインデーの“形式”が決まっていない
まず、“形式”が決まっていないのが悩ましい問題です。
パッと思いつくものだけでもこれだけの気づかいポイントが出てきました。
- フロアの人にまとめて配るのか?
- 近しい人には個別に渡すのか?
- 近しい人って誰?
- 周りはどうしているのか?
考え出したらキリがありませんね。
それが、女性が少ない職場であればなおさらといえます。
チョコを買う金銭的な負担
シャレとしてブラックサンダーなどの安いチョコを配り、それをみんなで楽しめる職場ならいいのですが、そうでなければ金銭的負担も大きくなるでしょう。
こちらも、2018年に話題となった広告です。
とある広告が話題のようですね(‘-‘*)
よそはよそ、うちはうち。
みんなちがって、みんないい。
ということで有楽製菓は引き続き「日頃の感謝を伝えるきっかけ」として義理チョコ文化を応援いたします(‘-‘*) pic.twitter.com/hWi9fd5RJL— ブラックサンダーさん【公式】 (@Black_Thunder_) February 1, 2018
高級なチョコは、なかなかのお値段ですよね…。
チョコを渡しても迷惑がられる可能性がある
さらに、チョコを筆頭に甘いもの・スイーツが好きでない人がいる場合はどうするのか?といった問題も。
あるいは、ダイエット中の場合やもっと深刻な話として糖尿病などの病気の人だっているわけです。
表面上は「大人の対応」で喜んでいたとしても、内心どう思っているのか分からない点も難しいところだといえます。
職場の義理チョコが男性に与える負担〜ホワイトデーはどうする? 〜
逆に、男性の立場ではどうでしょうか?
女性側から見た場合のコインの裏表のように一対で考えてみると分かりやすい内容が多くなっています。
ホワイトデーのお返しに関する金銭的・精神的負担〜“女性の思惑”がある場合も?〜
特に上位の役職にいる人で部下の数が多くなれば、ホワイトデーのお返しもそれなりの金額になります。
特に、個別に渡すとなると、みんなの前で渡すのも隠れて渡すのも誤解を招きそうで、シチュエーションに関して気を使うこともあり、なかなか難しい問題です。
さらに、それ以上に怖いのが
“女性の思惑”です。
もしあまりにも安いお返しをすれば「ケチな上司」のレッテルを貼られる可能性があります。
逆に、奮発して高価なお返しをしても「キモい勘違い上司」扱いされてしまうかもしれません。
いずれにしろ「適正価格」が分からないので困ってしまうのです。
「そんなこと、いちいち思わない」と反論する女性もいるでしょうが、一部の男性はそこまで考えていることを知っておいてください。
ホワイトデーの準備のために家族が迷惑を被ることすらある
他にも、ネットニュースのコメント欄では、「結局は妻がホワイトデーの準備をしている。本当に面倒」という本音も見え、丸投げされた場合は奥さんの立場でも大変なようです。
女性からの義理に対して、これまた義理で返すとなると、第三者まで巻き込んでしまうこともあります。
こうなると“負担感”はさらに大きくなりますね。
会社内「バレンタインチョコ禁止令」のメリット・まとめ
冒頭に挙げたGODIVAの新聞広告では、「義理チョコ、ムリしないで」という一文がありました。
ただ、これでは程度問題の解釈がバラバラで、結局は気を使うことになりかねません。
少し冷たい印象を与えたとしても「義理チョコ禁止令」を出すことでしか根本的な解決にならないでしょう。
実際、わたしのいた職場ではバレンタインデーのやり取りを禁止していたことで、ここまで挙げてきた男女双方の負担がゼロになりました。
本当に感謝の気持ちがある関係や、恋愛感情を伴うものなら、禁止令を突き破って“本命”をこっそり渡せばいいのです。
会社の中で、“トップダウン”による指示を出すことができる立場の人には検討してほしい制度とお伝えしておきます。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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