優しい人は職場で損をする? 立ち位置考察と考え方
職場に優しい人がいると、何かとありがたいことが多いものです。
ただ、その優しい人自身は損な役回りをしていると感じることもあります。
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目次
職場にいる優しい人の特徴
職場にいる優しい人は何かと気にかけてくれたり、何かあった時のフォローやカバーをしてくれます。
職場に一人不機嫌を撒き散らす人と周りにも影響が出ることの反対で、上機嫌な雰囲気の人がいるとそれが良い意味で伝染します。
何かとギスギスしがちなご時世で、優しい人は貴重な存在です。
優しい人は職場で損をする? 立ち位置考察
そんなありがたい存在の優しい人が損をする危険性があります。
断れないのをいいことに都合よく扱う人
「面倒な仕事を押し付ける」「サンドバックのように愚痴を聞かせる」といったことが続くと、表面上そう見えるかはともかく、強いストレスを感じることになるでしょう。
不利益の回避方法が「退職」しかない
優しい人、かつ自己主張をあまりしないタイプである場合、何らかの不利益があっても周りが気にしない状況に陥ります。
そうなってしまうと、不利益を回避するための方法が「退職」だけになってしまいます。
「優しい人は職場で損をする」を回避する考え方
「優しい人は職場で損をする」を回避するには、以下のような考え方が必須です。
優しさを向ける一番の対象を自分自身にする
まずは、「優しさを向ける一番の対象を自分自身にする」こと。
まずは自分自身に優しくすることで、周りの人にも優しくすることができるのです。
「優しい=人の言いなりになること」ではない、を意識する
このように考えることで、キャパシティをオーバーするような仕事を請け負ってしまうようなことがなくなるでしょう。
まともな会社であれば、いざという時に優しい人の発言権は高まる
単になめられているだけの優しい人ではなく、きちんと人望のある優しい人である場合。
まともな会社であれば、いざという時に優しい人の発言権は高まります。
すなわち、「◯◯さんがそこまで言うなら」と大切な意思決定が行われる際に意見が通るわけです。
上司の立場から考える優しい人への接し方
上司にとって、優しい人がいることで職場の仕事がうまく回ったり雰囲気の改善につながったりと、プラスになることがあるでしょう。
そんな優しい人が突然退職の意思を示したことはありませんか?
多くの場合、人が会社を辞める前は何らかの前兆があるものです。
一方、優しい人はそんなそぶりを見せず、すべてが決まってから「辞めます」を言ってくることがあり、上司は驚くばかりでしょう。
ただ、優しい人を都合よく扱ったばかりにこの結末になることはありがちです。
優しい人の人間性に甘えるばかりではなく、何らかのフォローや見返りをしなければいけません。
優しい人は職場で損をする? 立ち位置考察と考え方・まとめ
職場の優しい人について考察してきました。
まずは自分自身を大切にすることで、“破綻”することなく周りにも優しくできることを知っておいてください。
それではまた別の記事でお会いしましょう。