【クリエイティブじゃない? 】事務の仕事には未来がないから就職は避けるべきなのか?
職業選択をする時、私たちはいくつもの視点で検討をします。
- とにかく採用してくれた会社に行く
- 自分の得意分野を考える
- やりたいことができるかを重視する
- 給料や福利厚生の充実度
などが代表的もので、人によっては他にもあるでしょう。
それに加えて、最近は
「今後も仕事として残っていくのか?」というシビアな話もありますね。
特に、人工知能(AI)の開発が進むにつれ、新聞雑誌などには「〇〇年後に消える仕事」のタイトルで記事を見かけたりもします。
論調としては、「人にしかできないクリエイティブな仕事でないと生き残っていけない」といった“脅し文句”が定番。
事務の仕事を長くやってきたわたしでも、残念ながら事務の仕事とクリエイティブは結びつかないと言えます。
ですから、この論理でいけば事務の仕事は「〇〇年後に消える仕事」に入ってしまうことになります。
では、「事務の仕事には未来がないから就職は避けるべきなのか?」
この話題について検討していきましょう。
(※目次の項目をクリックすると、その箇所をすぐに読めます)
“クリエイティブ”な仕事とはなんなのか?
冒頭で事務仕事についてネガティブに書きました。
ただ、そもそもクリエイティブと言われる仕事も、本当に人間にしかできないことかどうかは、あくまで現代の人間が判断していることです。
企画部署のようなアイデア勝負の仕事や、バイリンガルの人がグローバルで活躍している仕事はどうでしょう?
- アイデアのパターンを完全に網羅し質量ともに豊富なアイデアを量産するプログラムができたら?
- 世界中の言語を正確かつ瞬時に翻訳し、音声でも文章でも表現してくれるソフトが開発されたら?
今なら貴重で引く手あまたな人材であっても、一瞬で人工知能の仕事に置き換わることもあるわけです。
逆に、事務の仕事がすぐになくなるとは限りません。
実際、私が簿記の勉強をしていた2000年代でも、経理を筆頭に事務仕事に関する暗い見通しの話題は既にありました。
また、そこまではいかなくても、総務や経理などの管理部門の仕事は海外にアウトソーシングするといったニュースも見聞きしています。
あれから時間が経過していますが、実際のところ、今でも事務の仕事はなくなっていません。
確かに、正社員の仕事が多いとは言えませんが、各種の求人が出ています。
あなたが職業選択にあたって重視すると幸せになることとは?
ですからあなたが検討するべきことは
「本当にやりたいことは何なのだろうか?」
ということです。
今やっている仕事や次にやりたい仕事が残るか消えるか、誰にも分からないのですから。
その上で、人によってやりたいことを仕事に求めてもいいですし、あるいは適性を重視した仕事に就いて、やりたいことはプライベートで、といった戦略もあり得ます。
いずれにせよ、日々の生活に追われてしまうと後回しにしがちなことを、一回立ち止まって考えたり感じたりする時間を作ってみるのが有益です。
事務の仕事には未来がないから就職は避けるべきなのか?まとめ
事務仕事のように人でなくても今後はできるとされることも、現代ではクリエイティブな仕事とされることも、未来ではどうなるか分からないというお話でした。
なお、「消える仕事・残る仕事」についてさらに考察を深めている記事もありますので、興味がある方はぜひご覧ください。
その前提の上で、本当にやりたいことを見つめ直し、どこでそれを実現させるのかを戦略的に実行すれば、仕事もプライベートも充実したものになります。
一緒に悔いなく納得できる人生を歩んでいきたいですね。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
(※↓記事が「役に立った」「使えそう」と思っていただけたら、各種SNSでシェアをぜひ! 運営者の励みになります)