「そんなんじゃ社会でやっていけない」を真に受ける必要がない理由とは?
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上の世代から何かを言われる際、定番かつ意味が分からないものとして
そんなんじゃ社会でやっていけない
というフレーズがあります。
大半の場合は特に気にする必要はないもの。
ただ、言われる言われないに拘わらず、何らかの理由で「自分なんてやっていけないよ」と苦しい思いをしている人もいるでしょう。
そんなパターン別に、考え方と行動の指針をお伝えしていきます。
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目次
「そんなんじゃ社会でやっていけない」の意味を分解して解説
「そんなんじゃ社会でやっていけない」というフレーズについて、それぞれのワードに分解して意味を説明していきます。
いかに根拠に乏しいフレーズであるか、複数の視点からご理解してもらえるはずです。
“そんなんじゃ”というボンヤリした指摘
まず“そんなんじゃ”という指摘です。
特に行動について具体的な改善事項でもなく、どこか足りない部分でもなく、ボンヤリした表現をしていますね。
それ以上のことを言わないのか言えないのか、ただ単にこう言われただけでは何のことか分かりません。
教師や上司・両親の言う“社会”って何?
当たり前に使われる表現である“社会”について考えていきましょう。
多くの場合、学生時代との比較において持ち出されるのが定番。
何かと厳しさが強調されがちなのは、言う側が体験したことやプライドなどが相まってのことでしょう。
しかし、一個人が体験できる“社会”など、はっきり言ってちっぽけなものです。
特にありがちなこととして
- 教師:卒業後すぐに教師になったため、そもそも学校界隈のことしか知らない
- 上司:転職経験がまったく(orほとんど)なく、特定の会社のローカルルールを“社会”と思っている
といったことがあります。
そう考えれば、知ったような顔をしてマウンティングを取る醜い態度と判断して問題ありません。
前提条件が違いすぎる中での“やっていけない”は害悪ですらある
人に対して“やっていけない”と言うからには、言う側にも何らかの根拠があってのものでしょう。
長時間労働が当たり前の労働環境や、良くも悪くも“家族的”と表現される人間関係など、その時代・その会社では常識であったのかもしれません。
しかし、時代が変わり環境も常に変化する中で、中高年の言う“やっていけない”には前提条件が変わったことで説得力がなくなっています。
むしろ、若い人に言わせればIT周辺を筆頭に最新のツールを使えない上の世代に対して“やっていけない”と指摘したくもなるでしょう。
「社会でやっていけない」という自覚を持っている場合はどうする?
ここまで、「社会でやっていけない」と言われても気にしなくて問題ない旨、お伝えしました。
しかし一方で、誰から言われたわけではないけれど、自分自身で難しいと感じていることがあるかもしれません。
そんな「自覚症状あり」の場合はどうすれば良いのかを紹介していきます。
会社を使って社会でやっていくための練習をする
社会でやっていくための一つのバロメーターとして、「学校生活をうまくやってこれたか? 」という指針が挙げられます。
すなわち、学校生活とは良くも悪くも
- 朝決まった時間に通学する(通勤する)
- 多少orかなり理不尽なことでも教師(上司)からの指示をやり遂げる
- クラス(職場)の中で目立ちすぎず埋もれすぎず立ち回る
といった“従順なサラリーマン養成所”の側面があるからです。
もし、この学校生活がうまくいかなかったのであれば、会社を使ってやり直してみましょう。
幸い、人手不足が常態化したおかげで、会社に入ること自体のハードルは下がりました。
一度入ってしまえば、後はゲーム感覚で「できる自分」演じるのも戦略としてありです。
独立可能な資格を取得して“一国一城の主”になる
会社組織でやっていくのが苦手な人のタイプとして、「人の下で働くのが無理」というものがあります。
そんな時、どうにかガマンするのも難しければ「自分が上に立ってやっていく」しかありません。
とはいえ、会社の中で出世する人は「うまくやっている人」という面も。
それならば、独立可能な資格を取得して“一国一城の主”になるのが早いといえます。
勉強が苦手な人であっても、目的がはっきりした時は効果的かつ効率的な勉強法を確立し、合格に向かっていくことができたりするものです。
フリーランスor会社社長になって道を切り開いていく
資格試験を受けることについて「ちょっと違う」「やりたいことが別にある」という場合、フリーランスとして仕事をする選択肢があります。
事業規模や税制との兼ね合いで、法人化し会社社長となるのも良いでしょう。
かつてと比較すると「パソコン一台でできる仕事」も多くなりました。
決して夢物語ではなく、このような働き方も現実的な選択肢となっています。
特殊な事情(病気など)によるハンデを持っている場合はどうする?
ここまでの例に当てはまらない場合として、病気や家庭の事情によるハンデを背負っていることが挙げられます。
確かに、そのようなハンデを負っていない人に対して「知らない人間が分かったような口をきくな」と思われるのは仕方のないことでしょう。
しかし、ハンデがあるから何もできないではなく、「この状況で何ができるのか? 」という視点で物事を見ることで、打開のための“アンテナ”が立ちます。
公的支援や民間のサービス、周りに頼れる人がいないか? といったあらゆる可能性を探ってみましょう。
特に、公的支援に関しては「申請をしなければ何もしてくれない」という罠があります。
「そんなんじゃ社会でやっていけない」を真に受ける必要がない理由とは?・まとめ
「そんなんじゃ社会でやっていけない」というフレーズについて、パターン別に解決法をお伝えしてきました。
いずれにしろ、あなた自身のマインドと置かれた環境によって意味が決まってきます。
ですから、決して人から言われて動揺したり悪い影響を受けないよう注意してください。
なお、今回紹介したフレーズ以外にも、様々な不快な状況があります。
どんな不快なシチュエーションに対してもスルーしたりやり返したりできるよう、対処法をまとめています。
合わせて参考にしてみてください。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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