【ヤメハラ】退職ハラスメントで辞められない時の対処法
昔の日本企業はいくらでも人材を使い捨て取っ替え引っ替えにしていた時代がありました。
一方ここ最近は常に人手不足の状態。
求職者の側は多少活動しやすくなりました。
そんな折に問題が表面化してきたのが
- ヤメハラ
- 退職ハラスメント
- 慰留ハラスメント
と呼ばれるものです。
ここではその内容と対処法について考えていきます。
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目次
ヤメハラ・退職ハラスメントとは? 手口と悪質性
ヤメハラ(退職ハラスメント・慰留ハラスメント)にはブラック企業に特有体質との合わせ技により、一定のパターンがあります。
その類型を見ていきましょう。
まるで退職に“許可”が必要かのごとく引き止めをする
人手不足を理由に、単なる交渉や引き止めを逸脱した行為がなされることがあります。
本来は社員が退職することは一方的な意思表示で成り立つもの。
しかし、まるで退職に会社側の“許可”が必要かのごとく脅しのような引き止めをするのがこの類型の特徴。
許可の一環として「後任を見つけて完璧に引き継ぎをすれば認める」といったことをするのは完全にアウトと言わざるを得ません。
これを受け入れてしまうと、辞める時期がズルズルと先延ばしになったあげく、立ち消えになることすらあるのです。
他の社員に迷惑になる・裏切り者扱いをする
退職の意思表示をした社員に対して
- 今辞めて、他の社員の迷惑を考えないのか
- この時期に辞めるなんて裏切り者だ
と本人の良心につけ込むのもありがちです。
仕事をする人員に余裕がある会社は少ないもの。
他の社員の負担が(たとえ一時的なものでも)増えてしまうのは、本人が一番分かっているものです。
そこを会社側は突いてくるのですね。
退職後に不利益があるように匂わせ社員を脅す
「今会社を辞めたら、分かっているよな」と、心身や転職先に危害を加える事を匂わせる卑劣な行為が当てはまります。
場合によっては法的手段で対抗しないと危機になる恐れすらある、決して許されないものです。
ヤメハラ・退職ハラスメントを受けて辞めることができない時の対処法
このようなヤメハラ(退職ハラスメント・慰留ハラスメント)のパターンに対抗して、退職の準備はしていかないといけません。
最初の段階で対処できる事をまずは2つお伝えします。
毅然と退職の意思を伝える
会社からの“許可”が必要だと考えて話し合いに応じてしまうのは、相手の思う壺です。
まずは
- 退職するのは決定事項
- その上で具体的な時期を設定する
スタンスで臨むのが基本となります。
「退職したいのですが」ではなく、「退職する」と毅然とした態度で意思を伝えましょう。
後任の準備は会社の責任であることを伝える
その上で、なお会社から何らかの不当な要求があった場合。
例えば後任の準備と引き継ぎを退職の条件に挙げてきたような時も、責任の所在をはっきりさせるように努めてください。
ヤメハラ・退職ハラスメントを受けて辞めることができない時の最終手段【退職代行】
このような対処法をお伝えしてもなお
- 自分の勤め先はこんなものじゃない
- 毅然と話をして何とかなれば苦労はしない
とあなたは感じているかもしれません。
「話の通じない上司や会社」は現実問題として存在します。
それならば最後の手段を使うしかありません。
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この機会にぜひ検討してみてください。
【ヤメハラ】退職ハラスメントを受けて辞めることができない時の対処法・まとめ
ヤメハラ(退職ハラスメント)のパターンと対処法についてお伝えしてきました。
いずれにしても会社側が「退職を認めない」のはあり得ないことです。
時には毅然とした態度で手続きを進めていってください。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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