アラン・コーエン氏から学ぶ「限界まで働く日本人」に知っておいてほしいこと
世界的なスピリチュアルリーダーであるアラン・コーエン氏を知っていますか?
スピリチュアルというと胡散臭いものと見られることもありますが、アラン・コーエン氏は地に足のついた内容で現代のわたしたちに警告を与えています。
それは、彼が親日家であるゆえに日本人の働き方もご存知で、働き過ぎについて言及しているんですね。
今回は、わたしがアラン・コーエン氏から学んだ心の持ちようについてまとめたものを紹介していきます。
(※目次の項目をクリックすると、その箇所をすぐに読めます)
目次
アラン・コーエン氏から、あらゆる出来事を違う角度から見る(リフレーム)ことを学ぶ
良いことも一見悪いことも、起こることが完璧な運命のために必要であるということです。
変化を恐れない心を持つには、すべてが善きことのために起こっていると気づくことです。どんな経験や試練も、そこには恩恵が隠されています。失業したのは、もしかしたら、もっとあなたに合った仕事に就くためかもしれません。恋人を失ったのも、もっと良い人に出会うためかもしれません。
人は職場で嫌なことや理不尽に感じることがあると、どうしてもストレスに感じそれを解消したり紛らわしたりすることだけにフォーカスします。
それはそれで大事であり必要なことではあります。
ただ、時には「この出来事からもたらされる善いことは何だろう? 」と思いを巡らすことがあってもいいですね。
わたしの場合、前向きな理由だけで退職を考えていた時期に、行動に移すことができませんでした。
なぜなら人は現状維持が大好きな生き物。
様々な理由をつけては決断を先延ばしにしていたんですね。
そこで後ろから突き落としてくれたのは、会社で起こった嫌なことや理不尽に感じることでした。
恥ずかしながら最後の最後は「こんな会社なんて辞めてやる! 」だったのです。
客観的に見ればネガティブな部類なことでも、後から見れば「あればターニングポイントだったなぁ」となることがあるのですね。
アラン・コーエン氏から、痛みからのシグナルを受け取ることを学ぶ
今の状態はギフトです。
すべてのことには意味があります。
魂には目的があります。頭の中でどんな計画を考えても、真の意味では魂に導かれていきます。幸せな人間関係もあれば、試練もありますが、それらはすべて目的のために起こっているものです。
とかくロジックだけでものを考えていると、そこから外れたものに対してひどい嫌悪感を持ってしまいがちです。
しかし、時にはそんな論理を超越した出来事が起きることがあります。
そんな大波に襲われた時、真っ向からぶつかって溺れてしまうのではなく、あえて波に乗ってしまうことも必要。
とはいえ、難しいのが次に紹介することです。
痛みと苦しみを混同してはいけません。痛みは、生きていれば必ず起こります。痛みを一度も感じない人はいません。これに対して苦しみとは、痛みの中にとどまっていることです。とどまる必要もないのに、とどまっているのが苦しみなのです。
例え話として、道路の路肩を走っていてガタガタいっていたら正しい所に戻ろうとする話を教えてもらいました。
路肩を走っているのが痛みで、ガタガタいっているのにそこを走り続けているのが苦しみです。
この手の話は「そんなこと現実ではしないよ」と感じるところ、気づかないうちにタイヤがボロボロになっている人がたくさんいるのですね。
アラン・コーエン氏から、思考の力がシンクロニシティを呼ぶことを学ぶ
「自分はこうありたい」と考えることが、意味のある偶然、すなわちシンクロニシティを引き寄せます。なぜなら、思考の力はあなたが考えている以上に強力だからです。
シンクロニシティは、まずその概念を知っておくだけでも価値があります。
それまでなら偶然で片付けていたことでも、何か望む方向に進むためのヒントなのでは? と考えるようになるためです。
四六時中それを考えているのは疲れてしまうでしょうから、何かのタイミングでそれを思い出すことができるように仕組みを作っておくといいですね。
ほとんどの人は外部の条件を変えることで、生活が変わり、その結果、思考が変わると考えています。給料を上げてもらうように交渉したり、より高給な会社に転職することで、リッチな生活が楽しめるようになり、その結果、思考パターンも豊かになれるという流れです。でもそれは順番が逆なのです。
まず、内面を変えて豊かな思考パターンを身につけることで、生活が変わり、外部の条件がかわってくるのです。
アラン・コーエン氏からリラックスの効用を学ぶ
まずはシンプルなこの文章から紹介します。
リラックスして自分を信頼することです。それが流れを呼びます。
次に、あちこちで問題になっているこの問題にも切り込んでいます。
日本の会社にはサービス残業というものがあるそうですが、みんなが遅くまでオフィスにいるから自分もいなくてはいけないと思い込んでいるのです。そうした圧力に屈しないでいるには、自己信頼が必要です。自分にはそんな苦行は必要ないと知っていれば、五時に退社する勇気が出てきます。
海外のことを知ると本当に驚くのですが、やはり“常識”が違うようですね。
ヨーロッパではバカンスは有給で二ヶ月取ります。社会通念の違いもありますが、日本人は、幸せは楽観主義から生まれると理解していないのです。賢明なビジネスマンは、休暇を取ってリラックスすることで仕事がうまくいくことを知っています。
この手の話を耳にすると、マジメに考える人ほどリラックス「しなければならない」という強迫観念にかられるかもしれません。
もし心が動くようであれば、続きがありますので合わせて考えてみましょう。
もちろん、自分が打ち込める仕事をしているから長時間働くというスタイルもあるでしょう。たとえば、命を助けたいと切実に願っている医者。情熱はエネルギーを高めます。大好きなことをやっていると、無限のエネルギーが湧いてきます。反対に、大嫌いなことをやっているとエネルギーは枯渇していきます。
忙しい状態が「単なる苦行」なのか「エネルギーの湧き出る行為」なのか、一度自分自身に問いかけるのが大事です。
アラン・コーエン氏から、パワーの源泉は内側にあることを学ぶ
喜びの種は常に自分の内側にあります。誰か他の人があなたを完璧にしてくれるわけではありません。「完璧な恋人に出会えたら」「完璧な上司の下で働いたら」「経済が完璧な状況になったら」私は完璧になれるというのは、間違っています。今、この瞬間、このままで、あなたは完璧になれるのです。
思考の力の部分でも書いているように、常に外部環境のせいにしていると望むものが得られないのですね。
わたし自身、油断するとつい「何かのせい」「誰かのせい」にする方向に行ってしまうので、定期的に軌道修正しないといけないなと思うところです。
アラン・コーエン氏から学ぶ「限界まで働く日本人」に知っておいてほしいこと・まとめ
ここまで、アラン・コーエン氏の著書から引用しながら働き方や心のあり方について紹介してきました。
実は、本を読むだけでなく講演会に行ったこともあり、実際にお話を伺うことができました。
その時に思ったのが「ひたすらパワフル」であること。
その上で、どこか優しさや穏やかさも併せ持つという不思議な魅力を放っていました。
今回読んでいただいて興味を持っていただけたら、ぜひ本を手にとってみてください。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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