仕事で認められたい承認欲求を最大限活用する考え方
世の中、人とまったく関わることなく仕事をしている人はごく少数です。
多くの人は、周りと何らかの関わりを持って仕事をしています。
人の感情として、「自分の仕事ぶりや成果を認めてほしい」と思うのは自然なこと。
この承認欲求について、健全な使い方を考えていきいましょう。
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目次
仕事で認められたい承認欲求はこう活用しよう
承認欲求は、これに振り回されるのではなく、エネルギーとして活用しましょう。
そのための具体的な内容を紹介していきます。
「最善の結果と成長」のために承認欲求をエネルギーとして使う
承認欲求をエネルギーとして使うことは、周りに過剰なアピールをすることではありません。
「最善の結果と成長」のために使うことが必要です。
- どんな工夫をすれば仕事が効率的に進むのか考える
- 自分で頑張ればよいことは頑張る
- 人を巻き込む必要があれば遠慮なく協力を求める
といった行動ができれば、結果として周りと差別化することができます。
比較は「過去の自分」と行い、自己評価でOK
承認欲求について、学校教育を受けていた時代の名残もあり、他人と比較しないと気が済まない人がいます。
しかし、この考え方は「自分は周りより成果を出した。だからもっと褒めて! もっと評価して! 」となりがち。
客観的に見て“イタイ人”にならないためには以下のことを意識する必要があります。
- 比較は「過去の自分」を対象にする
- あくまでも自己評価でOK
「(他人からの)評価は後からついてくる」と信じる
仕事で認められたい承認欲求が強い人は、ここまでの内容に不満を持ってしまうかもしれません。
自己満足の評価ではやる気なんてなくなってしまう、と。
人生は不思議なもので、承認欲求を一度忘れて成果を出すことに集中した結果、評価が後からついてくることが往々にしてあります。
この順番を意識して、ぜひ目の前の仕事に取り組んでみてください。
承認欲求が持つ2つの側面(プラス・マイナス)
先に承認欲求の効果的な活用方法をお伝えしました。
それは、承認欲求の使い方を間違えるとあなたにとってマイナスの結果をもたらすからです。
承認欲求が強いことは諸刃の剣
承認欲求が強いことには、プラス面とマイナスの面があります。
うまく使えば素晴らしい武器ではあるのの、いつも間にか自分自身を傷つける結果にもなりかねません。
その使い方には注意が必要です。
承認欲求はやる気・モチベーションを支えてくれる
承認欲求のプラス面はやる気・モチベーションを支えてくれることが挙げられます。
強すぎる承認欲求が目的化すると自分を苦しめる
一方、承認欲求が強すぎることで目的化してしまうマイナス面も存在します。
それによって、仕事をした際に褒められないと「なんで認めてくれないの? 」と不満を持ってしまうことも。
仕事で成果を出すためのエネルギーではなく、承認がゴールになると、とても苦しい働き方になってしまうでしょう。
上司・会社の評価基準を知ることの重要性
上司・会社の評価基準を知ることは重要です。
頑張っているのに仕事の評価が低い理由
学生時代は「頑張る姿勢」が平常点として評価されることがありました。
しかし、仕事上はなかなか評価として結びつくことがありません。
頑張りが評価になるために、基準について検討する必要があります。
頑張りを会社が評価してくれない時に試したいこと
以下、一例を体験談として書いています。
様々なベクトルの評価について考える
「個人的な評価とチームに与える影響」など、会社によって様々なベクトルの評価が存在します。
ある評価基準における行動が苦手でも、また別の評価基準ではうまくいくことがあります。
生存戦略として、立ち回りを考えることが有益かどうか、今置かれた立場と会社の考え方をすり合わせて考えてみてください。
評価を求めずに成果を出すことに集中したら、結果として評価された体験談
会社特有の事情があるため、内容を抽象化しながら、「結果として評価された」体験談を紹介します。
あなた自身、もしくは周りに同じような境遇の人がいないか想像しながら読み進めてみてください。
「経験を活かして成果を出し認めてもらおう」としていた
よほど周りの目を気にしない人でない限り、転職先では「仕事ができる人」に見られたいものです。
かつて、転職先において経験を活かすことができる職種だったこともあり、張り切って取り組んでいました。
しかし、このやる気が空回りすることになってしまいます。
経験が「自己流のやり方に固執する」結果になってしまった
経験を過信し自己流のやり方に固執したことにより、どうにも望んだ結果とはかけ離れたものになってしまいました。
もちろん、そのような状態では評価などさらるはずがありません。
今のやり方に適応し、成果を出すことに集中した
このままではいけないと感じ、転職先のやり方を真摯に受け入れることにしました。
「何とか認められたい」思いは封印し、ここで求められる成果について考えることにしたのです。
その結果、ある程度の完成度で仕事を終わらせることができるようになりました。
そして、封印していた「認められたい」欲求も充されることに成功。
意識すべき順番は逆だったのです。
仕事で認められたい承認欲求を最大限活用する考え方・まとめ
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