「同期が会社を辞めていくから自分も辞める」のは悪手? 判断の視点を提示します
新卒で入った会社において、会社によって時期の違いこそあるものの、「同期が次々と会社を辞めていく」タイミングがあります。
その時、残された人は
- 自分はこのまま残っていいのか
- このタイミングで自分も転職すべきではないか
と考えるものです。
これについては、以下の2つの考え方が対立し、絶対の正解はありません。
- 社員が次々と辞める会社には大きな問題があるのだから、一刻も早く続くべき
- 「隣の芝生は青い」と感じているだけなのだから、人に影響されるな
とはいえ、ある程度論点は整理して将来のことを考えたいのも事実。
そこで、「同期が会社を辞めても自分は辞めない」「同期が会社を辞めていくから自分も辞める」の両面で判断の視点を提示していきます。
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目次
「同期が会社を辞めても自分は辞めない」方向で検討する
「同期が会社を辞めても自分は辞めない」方向で検討するのは以下の視点から考えることができます。
- 安易な転職をしても同じことの繰り返しになる
- 同期に影響して転職した先には同期すらいない
- 同期が減っていっても結局は時間の経過で慣れる
「人は人、自分は自分」なのですから、同期が何人残って何人辞めても自分には関係がないのです。
安易な転職をしても同じことの繰り返しになる
単に「同期が辞めたから」と後を追うように辞めたとしても、転職先でもすぐに辞めたくなるのはありがちなことです。
同期に影響して転職した先には同期すらいない
同期が減って寂しくなってしまい辞めたと想像してみてください。
それにもかかわらず、中途採用で転職した先には同期がいないのです。
同期が減っていっても結局は時間の経過で慣れる
同期が辞める時、しばらくの間はとても寂しいものです。
しかし、人間はそのような環境にも慣れるもの。
結局は時間の経過で何とかなりますので、寂しいことだけを理由に転職するのは考えものです。」
「同期が会社を辞めていくから自分も辞める」方向で検討する
続いて、「同期が会社を辞めていくから自分も辞める」方向で検討するのは以下の視点から考えることができます。
- 早く行動しないと第二新卒の地位を失ってしまう
- 「まだ時期ではない」と思っていると転職活動が面倒になってしまう
- 同期が辞めていく時期に残ると自分が辞めにくくなる
法律的には「いつでも辞められる」のは確かではあるものの、物事にはタイミングがあるのも事実。
やはり、同期が次々と辞めるのには何かしらの要因があるのでしょう。
早く行動しないと第二新卒の地位を失ってしまう
かつてより転職に対するハードルが下がり、ある程度の年齢になっても転職活動をすること自体は珍しくはなくなっています。
とはいえ、若いほどチャンスがあるのも確かであり、特に「第二新卒」と呼ばれる時期は特に貴重。
早く行動をしないとその地位を失ってしまう点は考慮しておくべきです。
「まだ時期ではない」と思っていると転職活動が面倒になってしまう
人間はある程度厳しい環境であっても、長くいることで適応してしまいます。
ですから、転職活動は何かのきっかけがあった時に勢いで進めることがあります。
「まだ時期ではない」と思っていると、転職活動が面倒になり、やがて「不安や不満もあるけど、辞めるほどではないかな」と年齢だけ重ねる結果になりかねません。
同期が辞めていく時期に残ると自分が辞めにくくなる
会社の中で誰が残って誰が辞めようと、自分自身がどうするかは本来別の話です。
しかし、人間はそう単純ではなく、何となく辞めにくい雰囲気が会社に漂うことも。
既に紹介した勢いと同様、「辞めることができるタイミングに辞める」ことも、目に見えない“流れ”に乗るには必要なことがあります。
「同期が会社を辞めていくから自分も辞める」の関連論点
会社の同期が辞めて寂しい
会社の同期が辞める時、転職の有無を含め気持ちの整理をどうするか全般を検討しています。
「同期が会社を辞めていくから自分も辞める」のは悪手?・まとめ
まとめ
●「同期が会社を辞めても自分は辞めない」方向で検討する
- 安易な転職をしても同じことの繰り返しになる
- 同期に影響して転職した先には同期すらいない
- 同期が減っていっても結局は時間の経過で慣れる
●「同期が会社を辞めていくから自分も辞める」方向で検討する
- 早く行動しないと第二新卒の地位を失ってしまう
- 「まだ時期ではない」と思っていると転職活動が面倒になってしまう
- 同期が辞めていく時期に残ると自分が辞めにくくなる
「同期が会社を辞めていくから自分も辞める」ことに関して、真逆の立場から判断の視点を提示しました。
両者を交互に検討し、納得のいく結論を導き出してください。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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