【就職が怖い】入社日が近づくにつれて強い不安と緊張に襲われているあなたへ
Check!! 〜読んでいただくことで、このようなことが分かります〜
- 就職(入社)が怖いのはなぜなのか? どのように対処すべきか?
- 社会人生活の人間関係について
- 入社してすぐに退職のことを考えるのは悪いこと?
いきなりですが、質問です。
「“就職する”ことにどんなイメージを持っていますか?」
読んでいただいているあなたが学生さんなら将来を思い浮かべ、既にあなたが経験済みならその時のことを思い出してみてください。
ちなみに、私は初めての時だけでなく、転職先に出社する前も怖くて不安と緊張に襲われていました。
あまりにもその気持ちが強すぎると逃げ出したくなるような衝動に駆られてしまうかもしれません。
しかし就職に対して悪いイメージを持ってしまっていても大丈夫!
怖さからくる不安と緊張にも、それを和らげたりプラスに転換する考え方があります。
項目を分けて、その考え方を紹介していきます。
(※目次の項目をクリックすると、その箇所をすぐに読めます)
目次
不安と緊張があっても大丈夫!〜就職(入社)時の気持ちの問題について〜
まず、気持ちの問題について見ていきましょう。
人間、防衛本能としてのネガティブな部分を誰しも持っています。
ただ、それが強くなりすぎてしまうと一人で苦しんでしまいますので、うまく付き合っていきたいものです。
就職に対して不安になる理由は「やる気があるから」
不安になる理由について「やる気があるから」と言われてもよく分からないかもしれません。
例えば、学校の入試についてイメージしてみましょう。
第一志望の学校なら多くの人が強い不安と緊張に襲われるでしょう。
一方で、いわゆる「滑り止め」の学校なら気楽に受験することができるはずです。
このように不安と緊張に襲われるのは
であると同時に
でもあります。
まったくやる気のない就職であれば、初日だろうが何だろうが不安にはならないし緊張などほとんどしないわけですね。
ですから、あなたが不安に思っていることを自分自身で認め、大切な経験だと感じているんだなぁと噛みしめてみてください。
【内定ブルー】誰だって急激に環境が変化するのは怖い
いわゆる「内定ブルー」の症状によって強い不安に襲われることがあります。
学生生活の終わりが見えてくることによって、いよいよ始まる社会人生活のイメージをするほど怖くなるのは自然なことでしょう。
一般的に幸せの象徴のように扱われる結婚でさえ、環境の変化を迎えることによる「マリッジブルー」なる言葉があります。
それならば、何かとネガティブな情報を見聞きする「就職」「社会人デビュー」であれば、その環境変化についてあれこれ思うところも出てきます。
「社会は厳しい」「社会は甘くない」の“マウンティング”は無視していい
これから就職して働こうとしている人に対して、高い確率で現れるのが「社会は厳しい(甘くない)」とマウンティングを仕掛けてくるおじさんです。
あるいは、就職先でこれを強調する先輩社員が出てくるかもしれません。
人の言うことをきちんと聞くほど真面目に捉えてしまい、「これからやっていけるのだろうか? 」と不安になるのはイヤなものですね
結論から言って、「社会は厳しい(甘くない)」のマウンティグは無視して問題ありません。
その理由は次の3点。
- 「社会は厳しい(甘くない)」の社会って、そもそも何なの?
- 「学生気分」も現代社会では人それぞれ
- 「会社の偉い肩書きおじさん」の地位・身分は“会社の”ステータスがあってこそ
本当に社会を舐めきっている人は就職に際して不安になったりしませんから、あなたなら大丈夫です。
より詳しくマウンティングを無視していい理由を知りたい場合は、ぜひリンク先から詳細をご覧ください。
不安や心配の気持ちには「大丈夫、心配するな、何とかなる」(by一休さん)
「大丈夫、心配するな、何とかなる」は室町時代の禅僧“一休さん”の有名な言葉です。一休さんは屏風の虎にまつわるトンチ話で有名ですが、こちらの方が大人になってからのありがたみが大きな話といえます。
彼は、87歳という当時としてはかなり高齢で亡くなられています。
亡くなる直前、弟子たちに「この先、私が亡くなった後、本当に困り果てた時、これを開けなさい。それまでは絶対に開けてはならない」と巻物を残しました。
その数年後、弟子たちが本当に困り果ててしまった時、この巻物を開けると、そこには
「大丈夫、心配するな、何とかなる」
と書かれていたのです。
それを見た弟子たちは、あっけにとられ大笑い。
それは寺の存亡に関わるような一大事だったにもかかわらず、まるで一休さんが手を貸したかのように見事解決してしまったそうです。
仕事の中で苦しいことがあっても、きっと数年後には笑って話せるようになります。
「大丈夫、心配するな、何とかなる!」
何がどう心配で不安なのかを書き出してみる→入社前に対処できることはないか?
入社日が近づいてきて怖いと思う気持ちが膨らんでくるようであれば、それを書き出してみましょう。
あえてもう一度書きますね。
面倒だと思うところをこらえ実際に書き出すのがポイントです。
なぜなら、人は頭の中だけで考えていると悶々と堂々巡りの思考にとらわれて、不安や緊張を勝手に大きくしてしまうから。
さらに、その内容について対処できそうなことがあれば、それもセットで書き出すと見えてくることがあります。
例えばこのような感じです。
- 人間関係がどうなるのか怖い→(分からない)
- ブラック企業だったらどうしよう?→(分からない)
- 業界の専門知識に不安がある→関連する入門書を読んでみる
- 毎日早起きなんてできるのか自信がない→ネットで“早起きのコツ”を調べてみる
- 通勤の満員電車に耐えられそうにない→できるだけ空いている車両を探してみる
- 給料は上がっていくのだろうか?→(分からない)
見るのはあなた一人なのですから「こんなことで悩むなんて情けない」などと思わず、むしろ他人から見れば些細なことくらいの項目もどんどん出していくのがコツです。
このように、怖いと思う気持ちを“見える化”することには次のようなメリットがあります。
- 自分自身が持っている不安や緊張について傾向と対策が分かる
- 心配してもしょうがないことが多いと分かる
対策ができることについては入社日までにできるだけ行動をし、心配してもどうしようもないことは「入ってみないと分からないのだから、開き直るしかない」と堂々とあきらめてしまいましょう。
それでも、「不安なものは不安なんだ」とあなたが感じてしまうようであれば、「自分に自信がない・仕事ができない」と思っている人に向けて書いたメッセージをぜひご覧ください。
あなたの周りにいる人について〜会社にいる“イヤな奴”にフォーカスするな〜
あなたの周りに10人の素晴らしい人がいても、ついつい一人だけの“イヤな奴”にフォーカスしてしまいがちです。
しかし、大人なると本当に時間の経過はあっという間。
そんな人のことを考えているのは人生の損失です。
仕事に対しての不安や緊張は人にまつわるものが多くあります。
ここではそんな“人”にまつわる話を。
仕事をするにあたって同期入社は大切な仲間
この文章を書いている時点で、わたしは中途入社の会社で働いています。
そのような境遇で感じるのは
本当に「同期入社は大切な仲間」だということです。
そして、この機会は人生で一度しかありません。
仕事の悩みを共有したり、“バカ話”ができるのは先輩でも後輩でもなくやはり同期なんですね。
きっと、あなたの不安な気持ちは同期のみんなと共有できるものです。
「一人ではない」のを意識して、みんなで乗り越えることができると信じてみてください。
「会社には色々な人がいる」と知っておくと価値観の違いも尊重できる
学生時代は、気の合う仲間とつるんでいるだけで何とかなる側面がありました。
ただ、社会人になると変わってきます。
ざっと挙げるだけでも、人によってこれだけの違いがあるんですね。
- 老若男女
- 独身・既婚
- 子供がいるかいないか
- 会社内での地位
- 性格のタイプ
これは、なんだかんだ言って似たような集まりだった頃とは環境が大きく変わり、面食らうことがあるかもしれません。
わたし自身、様々な経験があり「うざい上司」に関する文章を書いています。
ただ、逆に
- 親身になって相談に乗ってくれる人
- 「この人についていきたい、一緒に頑張りたい」と思える人
と出会えたこともたくさんありました。
会社には色々な人がいます。
それを頭の片隅に置いておくだけで、心の準備としては十分。
学生時代に「みんな一緒」で安心していた人も、これからはその考え方から解放されましょう。
人と意見が違っていてもそれが自然なのです。
それでも「ちょっとツライな…」と感じることがあれば、『【超実践的】職場の人間関係が限界!やるべき攻守の対処法(事務・本社・営業所)』も参考にしてみてください。
入社する時から辞める時のことをイメージしてもいい
誰しも、どんなカタチであれいつかは会社を辞める日が来ます。
つい自分を追い込んでしまう人は、「どうせいつかは辞める会社だし」と少し無責任になるくらいがちょうどいいといえます。
新入社員の時期から転職サイトに登録するのも珍しいことではなくなっています。
仕事に追われる日々になる前に、一通り済ませておくのがおすすめです。
“在職中の会社”がすべてではない〜転職が普通の時代〜
就職活動をがんばった人であるほど、その会社に長くいたい、もしくは辞めることがもったいないと思うかもしれません。
しかし、本当に大切なのは就活で得た経験です。
しかも、今の時代は「年功序列、終身雇用」の時代ではありません。
必要であれば、あなたは次のステージに踏み出すことで悔いのないキャリアを歩むことができるのです。
ですから、「この会社で失敗したら終わりだ」と心配したり、「せっかく就活して入った会社だから長く働かないといけない」と考えず、今チャレンジしたいことに取り組んでみましょう。
なお、この話題においてセットで出てくる“とりあえず3年”というフレーズについても、フラットな視点で考察していますので、ぜひご覧ください。
就職した会社から逃げるのも恥ずかしいことではない
ここまで書いたことをひっくり返すようで気が引けますが、やはり触れておかないといけません。
現実問題として、社会には違法な労働環境を社員に強いる“ブラック企業”は存在します。
しかも、その多くは就活中に気づくのが困難。
入社して初めて分かることが大半です。
場合によっては“チャレンジ”ではなく“逃げ”になった負い目を感じることがないとも言い切れません。
しかし、これは一つの会社しか知らない社会人経験が短い時期に起こりがちなこと。
すなわち、悪いのは環境であって、あなたのがんばりが足りないわけではなかったのです。
就職先から“逃げた”経験を持つ私が断言します。
困ったり壁にぶつかったりしたら、そのつど対処していけばいい
社会人生活に限らず、様々なシーンで「最初が肝心」と言われます。
それを聞いて、「できるだけの準備をして臨みたい」気持ちは大いに共感できます。
とはいえ、すべてのことに対して事前準備をすることなど不可能。
現実的には、壁にぶつかるたびに対処していくことになるはずです。
そのための方法は様々。
- 人に相談をする
- インターネット検索で解決のヒントを探る
- 試行錯誤して壁を突破する
- 時にはど根性や気合いに頼るのもアリ!?
といった方法を試し、ミッションをクリアしていきましょう。
当サイトでも、社会人生活のヒントをお伝えするべくコンテンツを充実させていきます。
壁にぶつかった時、思い出してもらえれば運営者として最高の喜びです。
新入社員として何ができるのかを考える
厳しい就職戦線を乗り越えたあなたは、もしかすると
- 即戦力としてバリバリ働きたい
- 実力を周りに認めてほしい
と強く願っているかもしれません
ただ、この理想を高く持ちすぎることで現実とのギャップを感じてしまうことがあります。
さらに、
- 「新入社員の教科書」の類の書籍を読む
- 偉い肩書きの人が書いた文章を読む(新聞・ビジネス誌)
といったことを実践したばかりに、さらにやる気が空回りすることすらあります。
気がつくと頑張りすぎる時期ですから、とりあえず自分自身に求めるレベルはほどほどにしておきましょう。
一つの指針として、以下の内容をおすすめします。
最低限知っておきたい新入社員の役割と仕事への姿勢として、ぜひ参考にしてみてください。
その他の問題に対処する
その他、就職(入社)直前・直後に特有の問題があります。
特に30代以降になってくると何か言われても言い返せるくらいの内容でも、若い頃は真に受けてしまうのもありがち。
聞くところは聞いて、スルーするところはそれなりに対処できるといいですね。
入社日が近づくにつれて強い不安と緊張に襲われているあなたへ・まとめ
【不安と緊張に対処する考え方・行動のまとめ】
●不安と緊張があっても大丈夫!〜就職(入社)時の気持ちの問題について〜
- 就職に対して不安になる理由は「やる気があるから」
- 【内定ブルー】誰だって急激に環境が変化するのは怖い
- 「社会は厳しい」「社会は甘くない」の“マウンティング”は無視していい
- 不安や心配の気持ちには「大丈夫、心配するな、何とかなる」(by一休さん)
- 何がどう心配で不安なのかを書き出してみる→入社前に対処できることはないか?
●あなたの周りにいる人について〜会社にいる“イヤな奴”にフォーカスするな〜
- 仕事をするにあたって同期入社は大切な仲間
- 「会社には色々な人がいる」と知っておくと価値観の違いも尊重できる
●入社する時から辞める時のことをイメージしてもいい
- “在職中の会社”がすべてではない〜転職が普通の時代〜
- 就職した会社から逃げるのも恥ずかしいことではない
●壁にぶつかったら、そのつど対処していけばいい
大きく分けて「気持ち」「人」そして「入社と退職」について書いてきました。
この中から、少しでも就職が怖いことからくる不安と緊張に役立ちそうな内容があれば、ぜひ意識したり行動してみてください。
なお、途中で不安の内容を紙に「書き出す」ことについて紹介しました(覚えていますか? )。
忘れていた方は、紙とペンを準備して、一度内容を確認するために戻ってみてくださいね。
しつこいですが、それだけ効果があることなので、あえて最後に繰り返しました。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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